面接官の面接準備
明日は朝から夜までぶっ続けの面接日。
といっても候補者側ではなくて、面接官側。
しかも業務委託なので、正確には面接官代行。
1件、2件の面接であれば、当日に応募書類を確認すれば十分なのだけれど、明日は怒涛の12件。
面接時間が30分でインターバルが10分。昼休みが1時間ということで、間に書類を確認する時間がほとんどない。
ということで、今日は12名分の応募書類(履歴書、ES、SPI結果)を事前予習する。
加えて、今回は初めて面接業務を行う企業なので、求める人物像や面接の進め方と評価軸についての事前資料も併せて読み込む。すると今回の企業はどうやら面接にかなり力を入れていることが分かる。
質問の掘り下げ方などは、どの企業でも資料が用意されていることがあるけれど、面接官のタイプ分析と、タイプごとに面接時に犯しやすいエラーの注意点などの資料まで用意してあった。これは珍しい気がする。
候補者の応募書類については、どのようなところに着目して読むか。
今回の企業の場合、学歴等は一切考慮しなくてよいとのことだったので、ESとSPIの内容にフォーカスを当てる。
書類選考ではないので、ESの内容を精読するというよりはどんなエピソードが記されているか、アウトラインを拾っておく。
また今回の案件の場合は、面接終了後にすぐに合否結果をシステム上で登録する必要があるため、なんとなく優秀そうな候補者にあたりをつけておく。
ただあくまで面接で合否判断をするため、なんとなーくというのが重要である。(あまり決め打ちしすぎるとバイアスがかかりすぎる)
ESから見る優秀な学生というのは、どのような文章を書いている学生か。
私が丁寧に確認するのは次の2点である。
・ESのお題に対して、適切な回答がなされているか。
・誤記や誤植がないか。
課題は?と問われていれば、課題について記載があり、結果は?と問われていれば結果について書かれているか。さらに欲を言うならば、初めてその文章を読んだ人がイメージできる程度の情報量があれば尚良し。
重要な書類で誤記や誤植がある≒仕事上でもケアレスミスをする可能性が懸念されるので、これはどちらかというとネガティブチェック。
あとはSPIについては、言語と非言語テストの結果とキャラクター的に極端な偏りがあるかどうか。
偏りがあるから良い悪いというよりは、どのような人かを想定することと、その偏りがポジティブに作用しているのか、ネガティブな影響が大きいのかを、面接でどのように確認するか準備するため。
このような観点で1人に対し、5~10分くらいかけて読み込んでいく。
ざっくりそんな感じです。
さて、明日はどんな候補者がいるのか。ドキドキ。
ちなみに、今回はSPI結果がかなり詳細に事前資料として提供されているので、SPIで検出された性格特性と、面接で感じられた特性にどの程度の合致があるかを見ると言うのが、個人的なテーマ。