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友人からこちらのnoteについて、キャリアコンサルタントとしてどう思うか?という質問があった。

大前提として、人生の目標が下記に設定されるところから始まる。
"時間資本を適切に配分することで持続的なウェルビーイングの状態を築き上げ、いつ余命宣告をされても「自分らしい、いい人生だった」と思えるような人生を送る"

なるほどなぁ。
いつ余命宣告をされても「自分らしい、いい人生だった」と思える。確かにそれは素晴らしい人生だな。
と思いつつ、一方でドラマの少ない人生かもしれないという予感もしてしまう。
つまり「いつでも自分らしい、いい人生」というのは、自分で思い描いた想定の中で、ある程度理想的な状態が維持されている状態であると解釈すると、想定外の○○みたいなことが少ないのかな、と。
思いがけない失敗や挫折とか、信じられないくらいの幸運とか。
そういう自分が予想だにしていなかった、出来事が幸か不幸かはさておき理不尽にやってくるからこそ、人生というのは味わいがあり、彩りが深くなる部分もあるんじゃないのかしら、なんて。

もちろん、人によっては想定したプラン通りに進んでいくことこそが人生の喜びという人もいるだろうから、それはそれとして否定しているわけではない。

個人的な見解として、発生した理不尽に対して、いかにポジティブな意味付けが出来るかというところに、人としての深みとか幅みたいなものの拡がりが生まれてくると考えてしまう。


まぁ、他にも個人的な思想としてツッコミたいところは沢山あったのだけれど、初めてキャリアについて考える人や、キャリアの早期段階であれば、1つの指針としてこういう考え方をベースにしてみるのもアリなんだろうなと思う。


いずれにしても、
キャリアを考える際に、時間資本をどのように配分し投下するかを考える前に、そもそも現時点で自分の人的資本、社会資本、金融資本がそれぞれどの程度あるのかを把握することが重要なのだろうな。

9,000万円の資産を持っている人が1億円を目指すのと、1,000万円の資産を持つ人が1億円を目指すのでは、目標は同じだけれども、戦略は大きく異なるように、投資計画は、どのようなリターンをどの程度期待するかというところが重要だけれど、そのために、今いくら持っているかが分かって初めて計算が出来るのだから。

でも、この方みたいに、構造化して考えられるって素敵。それを分かりやすく伝えられるってもっと素敵。私も何かそういうシステムみたいなものを生み出してみるかな。(実現のイメージはまだ全く湧いていないが簡単に言ってみた)

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カトウシンイチロウ / 人生を開拓するキャリアパートナー
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