本丸博行ってきた話
だいたいのイベントというので、北海道は省かれる。
というか、もっぱら刀剣系のイベントというのは、
どうしてもその刀剣が展示されている美術館などに限られやすいので、
北海道ではなかなか見かけることがない。
先日サッポロファクトリーで休日にのんびり過ごしていたところ、
聴き慣れた本丸の音楽が聞こえてきた。
アトリウムにあるスクリーンを見ると、そこには「本丸博」の文字。
え?やるの?フォロワーさんたちが行ってた、あの?
びっくりしてその場でスマホを使って調べ、そのままローソンへ行ってチケットを取ろうとしてしまった。
普通にスマホでチケット抽選応募できた。
初めて行く刀剣乱舞イベントにそわそわしながら、当落発表日を待った。
無事行けることが分かってからは、何度も本丸博のサイトを見に行ってしまった。
何が展示されるのか全然分からないままチケットを応募していたのだ。
せっかちレディなもんで。
そして迎えた当日。
私は嬉々としてバッグに薬研を詰め込み、足早に会場へと向かった。
もうね、入り口から違う。
何あれ、あそこ神聖な何かがあるところじゃん。
何。
歓迎の間
ここでもう泣いた。
普通にうるうるしてしまった。
清光のコメントのせいで泣いた。
謝儀の間
ここは刀剣男士たちが跪座姿でずらりと並んでいる場所。
ここでも泣いた。
跪座はまあつまり、審神者の皆様ならもうとっくにご存知でしょうけれど、
普通に座っているのではなく、ちょっと立ち膝でスタンバイしてくれてる、アレ。
もうなんか、みんなが跪座してこっち向いてくれてるの見て、もう、あれ?ここホストクラブ?
こんなにたくさんいたんだなあ…としみじみ思ってから、
いや、うちの本丸にはいない男士たちもいるからなんとも言えんな…となるなどした。
薬研を探したんだけどなかなか見つからない。
うっかり遠回り側から見てしまったので、全然いない。
代わりに良い演出って感じになったけど。
薬研は、一番奥の壁でこちらを向いていた。
他の男士たちが通路に向かって左右に並んでいるなかで、
薬研(とか包丁とか五虎退)は、いわゆるお誕生日席みたいな。
こちらを向いて、一番奥の壁に佇んでいた。
薬研推しにとってこの演出たまらんなあ…。
こっち向いてるんだもん…うっそだろ…薬研………愛…。
とある本丸の間
何かしら創作できる勢はおそらく、この間の影響で本丸楽書き帳を買ったと思ってる。私は買った。
私は刀剣乱舞のここが好きなんです。もう何度も言ってるのだけれど。
昨今「解釈違い」というものが多発するこのオタクジャンルの中で、
「あなたの解釈で好きに考えてください」という設定、大好きです。
ありがとう。
アニメもそう、舞台もそう、映画もそう…全部違う本丸。
とにもかくにも「とある本丸」という扱いで、
ここではこういう設定だけど、あなたのところは好きにしていいよ
という感じ、大好きです。
私自身あまりにも展示の読み応えあってしばらく読んでいた。
ここまで練られた設定、見るの楽しい。
じっくり見ると、本当にいろいろ練られている。
鬼門とか裏鬼門とかも踏まえているので「神聖な場所だな…」と思える一方、
「ああ、こういうところでこういうトレーニングもできるのか…」とも思えるし、
ついでに「生活感あるな…このエリア…」と思えるところもある。
これが本当にすごい。ありがとう公式。カンシャ。
内番の間
誰か「ガチャ」って言ってた。
完全ガチャじゃん。
私も含めて何人もその場で粘ってた。
薬研全然出てこなくてどうしようかと思った。
真剣の間
ここです。ここが見たかった。
ついに人生で初めて、本物の真剣を眺めることができるばしょ。
最初気づかなくて後ろの文章とか読んでたんだけど、
ふと振り返ったらそこにあまりにも美しい刀が佇んでたもんだから、
もうどうにかなりそうだった。
語彙力がないオタクなので、第一感想が「うっわ……」でした。
すごいよ、何。美しい。本当に美しかった。
刃文美しい。刃文って本当にあるんだ。
あまりに美しくて、まじまじと眺めてしまった。
これは美術品。これで斬るのもったいない、と考えてしまうのは現代人だからなのかもしれない。わからん。もうわからん、何も。
焼けちゃったり、折れちゃったり、そんなの絶対嫌。
未だかつて出陣により刀剣破壊をしたことは無いが、今後も一層破壊だけは避けよう、と強く誓った。
ずっと脳内でまんばが「美しいとか、言うな」って言ってたんだけど、
あなた方美しいわ。美しい。
今年の美しいオブザイヤーノミネートしとく。
こんな美しい刀たちが、今同じ街にいるのかと思うとドキドキしますね。
今夜は眠れません。
メディアミックスの間
残念ながら私は映画と花丸しか観ていないので、ここはサラッと通ってしまったのだけど、こんなにたくさんやってるのね…。
うちの本丸に実装される前に舞台に実装された男士多すぎて、初秋。
軌跡の間
いわゆる年表。
多くの審神者たちをしみじみとさせてくれる間。
最初は41振りだったのにねえ…今何振り??
私にとってはポケモンと同じになってきたな…最初は151匹だったのに今何匹か分からん現象と同じ。
我々にとって5年は長くも感じるけれど、彼らにとっては一瞬の出来事なのかもなあ。
五周年記念大祝画の間
圧巻。
この辺りから、自分が連れてきた男士と写真を撮っている方が突如増えたので、
私も真似してバッグから薬研を取り出してパシャパシャ撮ってきた。
こちらは圧巻オブザイヤーノミネートです。
なんだろう。
オタク文化と日本文化が絶妙にマッチした感じ。
それが刀剣乱舞。
うまく言えない。
でも素晴らしいなと思った。
今後どうなっていくのかなあ。
楽しみです。
これからも私は審神者を続けていくし、
うちの本丸の男士たちは出陣が少ないのでリングフィットアドベンチャーとかしてます。
ちなみに3次元主人から「女の子が刀のやつもあれば人気出そうなのにね」と言われたんだけど、あるんだよなあ…。