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悪口に辟易している話

今の仕事は非常に良い仕事である。

時給もそこそこ良い方、徒歩で通えて、残業も無し…などなど。
スタッフも社員さんも良い人たちばかりである。


そんな職場だが、私は今本当に辞めたい。


とにかく良い求人が無いかどうか、わりと常に探している。
ただ、なかなか同じ待遇のアルバイトは無く、結局我慢しながら働いているのだ。
良い求人が見つかったら、すぐにでも応募していると思う。


同チームの人が、平気でお客様の悪口を言う。
とにかく一緒に協力して働いている人たちとの価値観が合わない。
息苦しい感じすら覚える。
もちろん「お客様に対して」はとても丁寧なのだが、その丁寧な対応をする前後が悪口にまみれている。


「なんだそんな程度で辞めたいのか」とか
「お客様に丁寧なら良いじゃないか」とか思われることも重々承知だが、
私にとっては非常に大きな問題だ。


例えば「○○をしてほしい」というお客様からのお申し出があった場合、
私は基本的に、それがどのような意図での要望なのかを考えながら可能かどうか確認し、
可能であれば可能だった、不可能であれば不可能だったとお返しする。
可能であれば「良かったね!」、不可能であれば「ごめんね…できないみたいだよ…」の気持ち。


同チームの人の場合。
例えば私の右隣に座っている人がそのお申し出を受けた時、
「え~ちょっとこれうざくないですか~」と笑って言いながら、
私の左側に座っている人に詳細をメールで送信。
左側の人がそれを自分のパソコンで確認して
「え~!きも!うざ!」と笑って返すのだ。
ここから彼女たちの悪口合戦が勃発する。
ひたすら「きもい」「うざい」「頭おかしい」「自分でやれ」のオンパレードが始まる。
本当にいつもびっくりしてしまう。


私が気にせず対応していた内容すら、彼女たちには「きもい」のだ。
「この人いい年してこんな言葉遣いしてて、恥ずかしくないんですかね~」とか言っているが、
私からすればそれ、ものすごいブーメランに見える。
いい年して「きも」「うざ」を乱用していて恥ずかしくないのかね、とすら思ってしまう。


悪口アイキャッチ2


他人の悪口を聞くのが嫌いだ。
他人が他人にする暴言も、怒声も、悪口も、自分に降り注いでいるわけではないのに、
さながら私に向けられたナイフのように、勝手にサクサク刺さってくるから厄介。
そんなの私の勝手なのだろうが、どうしても嫌いだ。
それがこの職場、というより今のチームでは、1時間に1度は発生する。
しかもこれが私の右側の人と左側の人との間でやりとりされるので、
ポジション的に常に私の上を飛び交うか、私を貫通していっている気持ちになっている。


左側の人とは1席空席を挟んでいたが、そこに新人さんが来た。
私と同じ価値観の人であるように祈っていたが、
あいにく左右の先輩たちと一緒のようだった。


これで完全に私は「平気で悪口を言える人たち」に完全に挟まれてしまったのだった。



学生の頃に働いていたアルバイト先では、社員さんがとにかく酷い時期があった。
とても辛かったし、何度も何度も退勤後トイレで着替えながら泣いた。
しかし同じバイトスタッフが本当に良い人たちばかりで、
時には厳しく時には優しく支えてくれていた。


仕事というのは仕事内容や待遇はもちろんのこと、
一緒に働いている人による影響もとても大きいと思っている。
なんならお客様よりも長く接することになる人たちである。
どんなに仕事が辛くても、一緒に働いている人たちと同じ価値観や方向性なら、さほど辛くはない。
反対に、どんなに仕事内容や待遇が良くても、
一緒に働いている人と合わないのであれば、かなり苦痛である。


そもそも右側の人も左側の人も、悪い人ではないのだ。
それどころか質問をしたらすぐに答えてくれるし、優しい。
悪口の矛先が常にお客様に向いていて、それが怖いのだ。
この矛先が自分に向かってくることもあるのかもしれないと、常に考えてしまう。


余談だが、同じアルバイト先で以前は違うチームに所属していた。
待遇面は全く同じだが業務内容が異なり、お客様と接することは全くなかった。
お客様と接したかった私には退屈ではあったものの、
今思えば悪口を言うスタッフは全くおらず、皆静かに仕事していた。
今のチームに移動が決まった時は「お客様と接することができる!」と嬉しかったのだが
改めて現状を考えてみた場合、以前のチームの方が居心地が良かったのかもしれない。
待遇は同じ、聞いたらすぐに教えてくれる優しい先輩たち、などなど今と変わらない。
変わるとすると、業務内容が基本的に今より常にあるということと、
お客様に接することがないということだろうか。


私はお客様の悪口を平気で言い合っている今のチームのスタッフに未だ慣れないし、
今のチームのスタッフも私に「この人うざくないですか~?」と笑いながら話しかけたところで
「あ~~~そうですねえ…ちょっと変わったご要望お持ちの方なんですねえ~」とかしか返さない私にフラストレーションが溜まるだろうし、
いっそのこと前のチームに戻してもらえないだろうか。
いや…居づらいかさすがにそれは。


ともあれ今後も私の死闘は続く。
同じような待遇の新しいバイト先が見つかるか、
前のチームに戻してもらえるその日まで。
心が辛い。



あと悪口のボキャブラリーがゼロ(という悪口です)。
「きもい」「うざい」「頭おかしい」「自分でやれ」以外の悪口が無い。
あとはもう連呼するだけ。
「きもきもきもきも」「うざうざうざ」など。
同じ言葉、同じ悪口ばかり聞いてると、本当に嫌になってしまう。
厄介な気持ちを持ち合わせてしまったものね私も。

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