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【230331_議事録】エンタメ・ゲーム業界におけるWeb3活用事例とトレンドを解説

シンセカイテクノロジーズCOOの加藤です。
加藤恒例のセミナー 兼 名刺交換会に行ってまいりました!

今回はCoinPostさん主催の「エンタメ・ゲーム業界におけるWeb3導入・活用事例」をメイントピックとするセミナーでした。

「コミュニティといえばシンセカイと覚えて帰ってください」というと大体笑われます。

今回も非常に有意義で、LGGさんの貴重なお話だけでなく、なんと急遽プログラムが変更されて「あたらしい経済 編集長 設楽様 × Astar Network ファウンダー 渡辺様」の対談が実施されて、とてもワクワクしました。

渡辺創太さんは「僕はこんな感じでカジュアルな人間なんでFBメッセくれれば返しますよ」と2回くらいセミナーで言われてたので、メッセしたら本当に返信してくれました。

さて、早速今回もセミナー中、これだけChatGPTと騒がれてるAIの時代に、カタカタとパソコンを叩いて議事録をまとめましたので、共有できればと思います!いつもながらセミナーを聞きながらその場で同時にまとめたので駄文で恐縮ですが、ぜひ参考にしてくださいませ。

※セミナーの資料自体の外部への公開、スクショや写真など撮って共有は控えるようにとのことでして、現場では資料自体の共有はなかったのですが、公開しても問題ないような内容として認識している範囲で共有いたします。

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▼LCA Game Guild(LGG)川口様:Web3ビジネスの課題と可能性
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・クライアントのマーケティングのディレクションを担当。
・トークンのエコノミクス、マーケティングなど一気通貫で支援。
・公開できる実績としてDEA、スクエニ(シンバイオジェネシス)、DMM(DM2C Studio)。

■なぜゲーム会社の支援が多いのか?
・2027年に暗号資産10億人。
・冬の時代はイノベーションが起きる時期。前回の冬はプロトコルレイヤー(仕組み)。現状はアプリケーションレイヤー(サービス)、ハードからソフトへ。
・ホットな3つの分野:NFT、DEX、GameFi
└一般ユーザーの印象:NFTは高い、DEXは理解不能、GameFiは理解できる
・当時はAxieはゲーム会社で世界第5位の時価総額に。
・ゲーム領域は開発難易度がとても高い。
└トークン発行、アロケーション、ブロックチェーン、NFT発行、ゲームデザイン・・
→ゲームデザイン×経済圏設計+運用
→業界に正解がない、だからノウハウが必要
・ゲーム業界から広がるノウハウ・成功例 → エンタメ、飲食・不動産、通信などに移っていく

■トークンインセンティブによる革命
◎シングルマザー協会との取り組みを開始している。ゲームを貸し出して、ゲームを1日30分とかしてもらうことでオーナーとレベシェアして、月数万円稼ぐような形を初めている。時間はあるけど雇ってくれないみたいなところが多いので、月3万円でもありがたいといったような声も出てきている。
→コンサルティング × リサーチサイト
・政府のWeb3政策による追い風

■Web3のビジネスの可能性と壁
・Web3はいきなり全世界が対象になる
・トークンはより多くの人を巻き込める
・東南アジア、インド、南米、アフリカなどのパートナーと連携してマーケ支援している
・東アジア、北米、ヨーロッパなどブルーチップのNFTプロジェクトとも連携している
◎Web3で直面する法規制あるある:トークン発行(期末課税、監査、財務など)、ガチャ(賭博法、景表法など)、トークン獲得(資金決済法、暗号資産交換業)
・オンチェーンマーケと個人情報保護:ウォレットに紐付いたユーザー情報(トークングラフ)と、プライバシー(GDPR)

■質疑応答

Q:どのようにしたらBCGの認知があがるのか?
便利で都合いいからスマホが浸透したように、STEPNのような、儲かる、楽しい、などのような体験で広がったように、後ろにどういうロジックが入ってるかはどうでもよくて、ウォレットとか取引所とかの煩わしさを突破できるようなプロダクトが必要だと思っている。

Q:3万円稼ぐとあるが、どこからその金が生み出されるのか?
トークンの経済圏全体で外側のお金が入ってくる必要があり。
STEPNは外からのお金入れずにユーザーの初期のお金からやっていたので、ポンジスキーム的になって破綻した。

▼その他質問に対する回答

シンバイオジェネシスはゲームの外側の行動自体をゲーム化している
コミュニティのメンバーで考えてワチャワチャすることを組み込んでいる
その当たりを設計に入れている
どれくらいワチャワチャしてくれていたか、盛り上げてくれていたか
外側の行動に対してもゲーム設計している

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▼あたらしい経済 編集長 設楽様 × Astar Network ファウンダー 渡辺様
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▼以下、渡辺さん
・Startale LabsPte Ltd(以下、スターテイル)は、アスターはDAOを目指してることから、株式会社としてパートナーシップ組んでいく。
一緒に開発したりコンサルやったり、開発してるウォレットのインテグレーションとか。
・話しているクライアントとは通信会社、製造会社などが多い。ゲームの会社がAstar Gamesを展開してる。博報堂とカルビーとの取り組みで実施したり。
・Web3は成功事例以上に失敗事例が多いので、炎上しないように戦略を立てるところを一緒にやっている。
◎例えばNFTがこれだけ売れたとかはどうでもよくて、コミュニティとの関係構築やエコシステムのほうが大事。あとは法律と税制の問題が課題としてあがる。Astarはだれよりも失敗をしてきた。それを元に解決の支援をしている。
・コンサルや受託をすることは面白みを感じない、一緒にプロジェクトを作っていくことを進めていきたいし、進めているものとしては4月くらいからアウトプットがでてくる。スターテイルとしてはAstar以外のものも含めて推進してる。Astarでの経験を活かして支援することが多い。一緒に戦略を決めてアダプションしていくことをやっている。共同PJとかジョイントベンチャーが多い。受託は自分たちがやる必要はない。レイヤー1とかウォレットを創るとか、プロトコルしたりとか、レイヤー1創ると、そこにDeFiなどがのってくる。そうするとトークノミクスとか税務的とか支援する。
・ブロックチェーンでの価値が高いのがプロトコル。レイヤー1、2とかウォレットとか。プロトコルに価値が集まっている。もっとそういう企業が増えていくべきだと思っている。
・レイヤー1でフロムスクラッチでやってるのはAstarのみ。Oasysとかは違う。エコシステムの作り方とかは知見がある。
・日本の大手企業がレイヤー1作り出すとかはありだと思っている。
・アメリカが想像以上に死んでるので、重心がアジアに来ている。シンガポールは抑えきみになってる。テマセク・ホールディングスがFTX入れてたので政府なにしてるんだとなったり。韓国もLUNAがあったので死んでる。アジアでいったら日本しかない。
・金融庁のフィンテックサミット、コンテンツの30〜40%はWeb3だった。冒頭挨拶でいってたのが、1つ目は金融の民主化、もう一つはWeb3だと。フィンテックサミットでそのくらい言ってる。
・G7で規制を作ってるなかで、日本はうまく従わないでほしいと思っている。
・米国が死んでいるので、中国が巻き返してこようとしていて、香港をハブにしようとしている。
・アスター上でなにかやるという場合は、アスターファウンデーションが無料でマーケとかサポートする。ゲームの事例がほしい。なにかあればFBメッセージほしい。
・Build to Earnという概念があって、アスター上で開発するとベーシックインカムもらえるみたいな形にしている。
・今年中に日本の企業のGoToMarketチェーンにしたい。トヨタ、ドコモとかは取り組み初めているので着地させたい。

▼質疑応答
Q:レイヤー1としてなにを目指しているのか?

(渡辺)アスター自体は10年後考えたときに、どのブロックチェーンに接続してるかは関係なくなる。
ググるときにどこのサーバー経由してるかとか誰も気にしていない。
異なるブロックチェーンが繋がるような形にしていく。
イーサリアムのL2みたいな立ち位置。
スターテイルラボは、自前でバーティカルにノード、アプリケーションなど全部やる。ゲームはかなり有望だと思っている。

2020年にGPT出てる。2023年に認知広がった。
Web3も2年後にどうせ出てくる。
2年後に世界とるために準備している。

課題としてはメタマスク入ってる段階で9割抜けてしまう
ウォレット作っちゃうと思っている
バーティカルに下から作ってる

Q:Web3でなにをしたいかをわからないという人に対する助言は?

(渡辺)なにをしたいかによって違うがインセンティブ設計だとおもう

詳細に聞きたいことあればFBメッセもらえればいつでも連絡欲しい
TwitterDMは埋まってしまっている

回答はずれるけれども、多くの企業が誤解してるのは分散しないといけないということ
会社は中央集権的だと言われるがそれは思考停止
非中央集権みたいな日本語訳がとても良くない
Decentralizedは中央集権的とか関係ない
ブロックチェーンに全部載せる必要はない
組み合わせをどうするかだとおもう

※設楽さん補足
屋台でビットコイン使えるようになればいい
そういうところから始めればいいとおもう
とにかくやってみるというところからスタートするとおもう

(渡辺)今回スモールスタートだけど良かったと思うといわれる
Web3チームができたのがTOYOTAさん的には良かったと言われた

Q:アメリカは死んでるが、どういう時間軸で動いてくか。

(渡辺)2年で帰ってくると思う。2年でマーケット戻ってきたらアメリカに再度いく。日本は規制を4年前にやったのでアクセル踏めるけど、アメリカはいまそれをやってる。日本がどれだけいまからポジション取れるか。

▼加藤メモ
丸の内OLとかがウォレット持つようになるためには、ポイ活はヒントがあるかもしれない

以上です!

web3プロジェクトを立ち上げるとなると、間違いなく「コミュニティ構築・運営」が大事になってきます。
現在我々が運営する「新世界DAO」では200名近くのメンバーが所属していて、コミュニティ人材の拡大や教育を進め、プロジェクトにアサインして行くような体制をとっているため、コミュニティ運営のリソースが足りないなどと言った場合は、ぜひ戦略構築から運用までハンズオンしてサポートさせていただければと存じますのでお気軽に加藤 までご相談くださいませ!

最後までご覧いただきありがとうございました。

株式会社 SHINSEKAI Technologies
COO 加藤 貴一


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