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今までのあらすじ=障害者基礎年金2級→1級


 審査請求、再審査請求と約一年間の戦いでした。

 一年前、2級の決定通知が着いて、早速、問い合わせ。

 返事は

目安としては1級に相当するが、在宅での生活を行っていること及びB型作業所に通所されていることを勘案し2級とする。

 ところが『認定基準』や『ガイドライン』は、在宅か、仕事しているか、で判断したらアカンと示唆する内容。

 早速、それを理由に審査請求をすると、4ヶ月後、棄却の決定書が送られてきました。

 送られてきた決定書は、『在宅、施設通所での判断の可否』に何も触れられておらず、審査官の独断と偏見で2級とされた、とんでもないシロモノだったのです。
 決定書で色々並べられた審査官の屁理屈を論破(と言って良いほど杜撰な内容でした)し、審査請求の当方の主張を無視した批判をしたためた再審査請求を送りました。

 8ヶ月後、公開審理の案内が届きました。

 再審査請求を見返してみると、一部適用される法律を誤った箇所を見つけたので、その訂正と、審査管と年金機構の癒着、不正の疑いを付け加えて、意見書として追加提出。

 後は7月12日の審理結果を待つばかりでした。

 今日、厚労省の年金局から一本の電話。

「1級に修正することになりました。
あなたの、不服申立ての要件は解消されると思いますので…」

 要は、1級にするから請求を取り下げなさい、とのこと。
 申請内容に関しては何の説明もなく、相変わらず事なかれ主義の卑怯な感じ、自身の事なら、とことん叩きのめすまで追い詰めてやるのですが、今回の主役は娘なので、アッサリ引き下がることにしました。

 あっけない幕切れでした。

 ひとしきり喜んだ後、少しモヤモヤが残っています。
  裸の王様は、おめおめと仕事を続けるわけで。


 


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