デモがキライです。
5年ほど前、休日に大阪市内まで車で出ていた日のこと。
一方通行一車線で渋滞に巻き込まれてしまいました。
ノロノロ進んで行くと渋滞の原因は、デモ行進のよう。
地車のようなものが見えて、『橋下徹』とか『従軍慰安婦』とか『安倍政権』とか『NO!』とかの文字が読めました。
反政府っぽいけど、何のデモ?
地車の横を進んで更にデモの横にようやくたどり着くと、おばさま方がにこやかな顔をしながら楽しそうに行進なさっておられる。
それぞれが手に持った画用紙に書かれていたのは、なんと
『大阪都構想反対』
渋滞のイライラも相まって思わず
なんや、アベとか慰安婦とか、関係ないやん!
と、声に出してしまいました。
もちろん、窓は閉まってたから彼女たちにボクの呟きは聞こえていません。
大丈夫です。
⭐⭐⭐
ボクはデモが好きではありません。
参加するのもイヤ。
日本のだからかもしれません。
デモしか方法がない立場になったらまた違うかもしれませんが。
参加してるから、参加してるだけで
私は正義や!正義の味方や!
どやっ!
っていう自己満足で高揚してはる感が伝わってくるようで、デモする側ならなおさら、見る側でいるのでさえも、その恥ずかしさに耐えられないんです。
ボクは、ひねくれているのかもしれません。
ただただ集まったり、訴えて行進するだけでなく、何か、見る人のことを考えた、惹き付けるようなパフォーマンスが必要だと思います。
例えばディズニーランドのパレードとか、阿波おどりの総踊りとか、ねぶたのハネトとか…みたいに。
先の、大阪都構想反対の紙持って、ニコニコ歩いてデモってはったおばさま達みたいなんに出会うと、
あんたらホントに何を主張したいんかわかってるん?
ただただ、橋下さんがキライなだけとかちゃうん?
アホかいな!道開けんかい!
なんて叫びたくなってしまうんです。
⭐⭐⭐
私は大阪府民なので、今回の投票には関係ないのですが、5年前の一件から、大阪都構想反対には賛同したくない気持ちでイッパイでした。
でも、そんなデモだけで判断するのは大人げない、わけもわからず高揚するおばさま達のような人は、賛成してる方にもいるかもしれません。
ボクは市民ではないのに、メリットデメリットなどなどに、よく目を通すんですが、反対の方がおっしゃるデメリットの項目に、たとえ大阪が市のままであっても起こりそうな事を数多く混ぜ混んで訴えているのは、ちょっとずるいような気がしています。
それより何より、現状維持して市のままで行くと、どういうメリットがあるのか?は、ほとんど説明されていないように思うんです。
そこらをちゃんと示さないと
二重行政がなくなってまうと甘い汁吸えんようなるねん。そういう奴らが一生懸命反対しとるんや!
みたいな噂を信じそうになります。
ボクは、ひねくれているのかもしれません。
⭐⭐⭐
先日テレビの情報番組で、都構想の説明会を聴きに行った反対派の人が
「夢みたいなことばっかり言ってはるけど…」
なんてコメントしてましたが、私はそんなコメントを聞くと条件反射のように
今のまんまやったら、夢も希望もないんちゃうん?
ほんまに、今のまんまの方がエエの?
なんてツッコミたくなるんです。
やっぱりボクは、かなりひねくれているのかもしれません。
単純に、
一人口は喰えんが、二人口なら喰えるなんやないかと。
もしかしたら、ボクは単純なのかも。