『生殖欲求』で少子化が防げるか?
6年ほど前のこと、妻があいにく仕事だったので、ボク一人で娘の中学校の授業参観へ行きました。
授業は保健体育、黒板には山の形のマズローの欲求5段階の図が描かれていました。
『マズロー』の名前は出てきませんでしたが、授業内容は『欲求』を中学生向けに。
興味深く拝聴していました。
心理学的なのは保健体育で習うんや…
と、感心していたんです。
でも、何か肝心なもんが欠けている…
黒板を見直してみると、第一段階の生理的欲求に、食欲や、睡眠、トイレ(排泄)は書かれていますが
『性欲』が抜けている!と、気が付きました。
授業はもう、『承認欲求』が… と先に進んでおり、親が今さらしゃしゃり出て授業を止めて、
『性欲』がないでェ!
なんて叫び声をあげたら、今後の娘の中学生生活に多大な影響を与えてしまうと大人の判断から、ボクは黙ったまま、静かに参観を終えたのでした。
『欲求』を教える授業なのに、大事な欲求のはずの『性欲』は何処へ。
これは、
「学校で性教育はいたしません」
とは全く別次元の問題です。
で、後で家で娘の教科書を見たら生理的欲求の欄、性欲の代わりに『生殖』という語が載ってました。
6年経った今も『生殖』のままのようです。
(出版社によって違ってたらごめんなさい)
生殖欲求?
生殖を伴わない性的な欲求は、教科書では人間の生理的欲求から省かれてしまう…
これは、 先に成立した、
性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律 (LGBT理解増進法)に反しとるのでは?
放っといたら、また、生産性がないなんて言う輩が出てきてしまうやん。
6年前の出来事を思い返して
『性欲』でエエやんか!『性欲』で!
と、憤慨しています。
もしかしたら、少子化対策のために、わざと『生殖欲求』のまま?
知らんけど。
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