『にだんとばし』をしたらどうなる?
旧い知人が、たまたま訪れた小学校、生徒が自分達で考えた標語が各所に貼られていて感動した とのSNSの投稿。
思わず、ツッコミたくなったけれど、学校がその方の職場でもないし でスルー。
でも、モヤモヤが残ってしまいましたので、ヘソ曲がりなボクは 吐き出さずにいられない ごめんなさい。
その投稿には 『にだんとばしをしない』の他に、『ろうかを走るな!危険』などのポスター画像もありました。
おそらく、『にだんとばしをしない』ポスターを作った保健委員会の子供たちは、にだんとばしなんてしない、ろうかを走ったりしない、良い子達なんです。
~はしない、~するな、~は危ない
否定形が入って行かない子、特に発達障害の子に多い気がします。
にだんとばしをする子は、なぜ、にだんとばしがダメなのかが理解できてない、
「ボクは にだんとばしできるのに なんでダメ?」
⭐⭐⭐
放課後等デイサービスで、ブランコ好きの男の子を、新人の支援員が見守ってました。
それでなくても ブランコを目一杯大きくこぐので ヒヤヒヤしていると、両手を放してニコニコしています。
「手、放したらダメ!」
男の子は手を放したまま、言うことを聞きません。
近くにいたベテランの支援員さん、その声を聞いてブランコの前
「鎖を持ちなさい!」
と、両手でにぎるポーズ。
男の子は素直にブランコの鎖を持ちました。
⭐⭐⭐
にだんとばしをしない、ろうかを走らない良い子達は、その結果の危険を難なく描けるので、逆に、にだんとばしをする、ろうかを走る子が、その先の危険を理解できてない事が わからない。
にだんとばしをしない
⇒ 階段は一段ずつ
ろうかを走るな
⇒ ろうかでは歩きます
実際ににだんとばしをする、ろうかを走る子には、先ず今どうするかの指示が必要なんです。
この小学校の先生は、日常的に、いつも否定的な言葉で 生徒に接しているのではないか?
保健委員会の良い子達は、先生の言葉を 忠実にポスターに写し、誉められる?
この小学校の、にだんとばしをする、ろうかを走る発達障害児は、
ダメ! ダメ!
言われて、孤立してしまってるんやないやろか?と。
どこの小学校か知らないけれど、ポスター一枚で勝手にそんな想像して、モヤモヤしています。