参加することに意義がある?
受験勉強中の中3の娘が、英語の勉強をしていたので、
「『take part in』って、意味知ってるか?」
娘は、めんどくさそうに、
「参加、やろ」
私は、本題の、
「オリンピックの『参加する事に意義がある』って、日本でのニュアンス、ちょっと、ちゃうん、知ってるか?」
娘は、語りたがっている私を制して
「英語の時間に習ろたゎ」
続けて、
「日本人は、『とりあえず出たらエエ』と思ってるけど、直訳すると『一部を担う』っちゅうことやから、出て、ほんで、ちゃんとせなアカン、って、言いたいにゃろ」
私の魂胆は、お見通し。
「そうか、英語の先生、ちゃんとしてはるな…」
私なんか、最近、知ったのに…
☆☆☆
そうは言っても、日本語で『参加』だと、まだまだ『とりあえず出たらエエ』が主流で、『参加』訳の弊害は、かなりあるように思います。
例えば、
『ボランティア活動に参加する』
というと、本来は、オリンピックの『参加』と同じで『ボランティア活動の一部を担う』その一部が欠けたらボランティア活動そのものに影響を及ぼすというほどのモノなのでしょうが、どうも、私のような日本人は、いや、日本人の多くは、「とりあえず暇やったら顔出しとこか」位で、イッパシのボランティア活動家気取りになってしまいがちです。
『take part in』
『参加してね』以外に、なんて訳したら、良いでしょうね。
でも『担わんかい!』なんて使われたら、ますます、みんな、『ボランティア』から遠ざかってしまいそうです。