近所の庭先の花をみて思ったこと
近所の一軒家には 、花の手入れをきれいにしている家がたくさんある 。
いつも急いで通りすぎるばかりで、これまであまり気にしていなかった。でもたまたま、ふと花が目に入りそれから意識するようになった。
多くの家が、季節の花々をきれいに手入れをしていて、ささやかな感嘆の感情が湧いてきた。
どんな人が住んでいるのかすら知らない。私とは生活時間がおそらく違うであろう住人の方が、ちゃんと時間と手間をかけて綺麗に咲かせた花の存在に対して、その奥に存在する、人の気配とぬくもりを感じられ、温かい気分になれた。
私自身が、疲れてるのかなと思わないでもない。
少し下世話な言い方になってしまうけど、分かりやすい利益を生み出しているわけでもなく、生産性とか効率とかそんなものとは親和性が高いわけじゃない。でも、確実に誰かの心に彩りを分けてくれているんだから、こんなに尊いことはない。こういうの、もっと大事にされていいよなと思う。
自分でも育てるのが理想だけど、今は、最後まできちんと手入れをする心の余裕がない。
だから 今しばらくは、顔も知らない近所の人の温もりを感じながら、花を楽しませてもらおうと思う。