#9 台南うまいもの一気読み
前回の記事
ここからは、時系列イッサイガッサイ無視して、ひたすらおいしかったものたちを。
ウェルカムマンゴー
最初に泊まったゲストハウスで仕事をしていたら、オーナーさんがくれた台南マンゴー。
今年は豊作かつ当たり年だったらしくて、とんでもなく甘くておいしくてびっくりした!!!!
2日連続通ったローカル食堂
宿の近くにあって、通るたびローカルでいっぱいになっていた食堂。
乾麺とワンタンスープを食べたらとっても美味しいのにとてもリーズナブルで、日本語通じないけど、お店の人たちも忙しそうなのに親切にしてくれた。
結局次の日も、ここに来てしまい、台湾風おでん的なものをテイクアウト。
置いてあるものを自分で食べたいものだけピックアップして店員さんに渡すと、アツアツの煮汁で煮込んでくれる。
ミミガーとか、玉子焼きみたいなのや、とにかく具沢山。これまた美味しかった。お腹いっぱいになる。
レモングラス入り葱抓餅
散歩の途中に、小さな屋台で売っていた。
葱抓餅は台湾名物だし、日本でも冷凍で売られるようになったくらいメジャーで、私も大好きだけど、レモングラス入りというのは初めてだったので挑戦。
パリッパリの食感の中に、強すぎず、でも確かにレモングラスの香りがして、ちょっと東南系の雰囲気のある味で美味しかった。
お店のお兄さんお姉さんがとても親切で、ジェスチャーでいっぱい説明してくれてありがたかったなあ。
おじのチャーハン
店先で、寡黙にひたすら大きな中華鍋をふるおじの姿に惹かれて買ったラム肉のチャーハン。
決してしょっぱいというわけではないのにぼやけていないしっかり味で、おかげでビールに合うったら合うったら。
いい意味でラムの臭みもあって、細かい野菜も卵もたっぷり入っていて嬉しい。
400円しないくらいだったのに、箱にパンッパンに、それはもう隙間が無いくらいパンパンに詰められていて、大げさじゃないくらい1kgあるのでは?ってくらいの重量感だった。
1回では食べきれず、翌日も食べたので、結果的にコスパがとんでもない。
街の果物屋さんのスイカジュース
現物の写真が無いけど、街中にはこういう果物屋さんがあちこちにあって、かき氷屋さんを併設していることも多い。
ここも小さなイートインスペースがあった。
とにかく暑くて、でもちょっと甘みも欲しいなって時に買ったスイカジュースが美味しかった。
とにかく絶品!麻醤乾麺と骨肉スープ
これも散歩の途中で見つけて、でもその時は閉店のタイミングだったから翌日に行ったお店。
肉そぼろと茹でたキャベツ?が乗ったうえに、練りごまの濃いタレがかかったまぜ麺。
それから、お肉の端っこ肉?骨からこそいだ肉みたいなものが入ったスープ。
そんでこれ、どっちも最高に美味しかった!嗅覚、正しい!
麺はごまだれ以外はあっさりしているので、混ぜることでバランスがよくなる。キャベツが重要。
そんで、スープは私の中の「台湾はスープがうんまい説」を力強く裏付けてくれるような美味しさ。これは…!!
台南グルメ天国は本当だった
実はこの他にも、飲み物や屋台飯など、載せきれていないものもあるけど、台南は台北ともまた違う食の楽しさに溢れた街だということはよくわかった。
台北は、全体的には日本人が想像する「台湾料理」「中華料理」からはそんなに遠くない気がする。
大都会だからこそ、なんでも一通り食べられる一方で、トレンド色も強く、飽和状態で、当たりはずれ的な差が大きくなりがちという部分もあるように思える。
台南は、それよりさらにディープで、ローカルだったり伝統的だったり、見た目の華やかさはないけれど確実に食べ続けられてきた味、みたいなものが今もしっかり残っている感じ。
どちらがいい悪いではないけれど、台湾料理がメジャーになって、日本でも気軽に小籠包やルーロー飯、葱抓餅や鹹豆漿などが食べられるようになった今なら、台南に行っても楽しいのでは?と思う。