「好きを仕事に」 と言われても、好きなことがわからないあなたに。
「 好きを仕事に! 」というタイトルの書籍や雑誌、ブログタイトルをよく見かけます。
真面目な人から、
「 私、まだまだ自分の好きなことがよくわからなくて・・ 」
とご相談を受けますが、聞いてみると、カラーセラピー、コーチング、アロマなどなどをすでにたくさん勉強されています。
もう十分勉強されているじゃないですか? 仕事にされていったらどうですか?
とお伝えしても、
「 私のなかで、ほんとうに好き!! とまだはっきり言えなくて・・ 」
と、もじもじされながらも、案外、頑固。
思うのですが、心の底からはっきり好き!! と言えることなんて、そうそう見つからないと思いますし、
見つけようと思っていたら、どんどん時間が過ぎて言ってしまうと思うんです。
私は、腸セラピー専門店としてサロンを営んでおりますが、開業当初は「腸」が専門ではなく、「姿勢改善」専門だったんですね。
エクササイズやストレッチなどで、身体を整える、パーソナルトレーニングスタジオでした。
それが、腸セラピーと出会い、これは面白そう! と思い、習ってみたら、楽しい! に変わり、どんどん好きになっていったんですね。
そして、途中から、看板を「姿勢」から「腸」に変えたんです。
始めから、「腸セラピー」が好き!! だったわけではなくて、きっかけは、ただ、面白そう、だったんですね。
いまでこそ、腸セラピースクールを開講すると、全国から生徒さんが来てくれるようなサロンになりましたが、
当時はそんなことは1mmも考えてはおりませんでした。
もし、私があのとき、これはほんとうに好きなことなのかな!? と思っていたら、今のような好きなことが仕事になっていなかったと思うんです。
「好き」かどうかをいつまでも、真剣に考えていても、始まらないと思うので、
「 好きを仕事に! 」ではなく、
・きっと、好きを仕事に
・たぶん、好きを仕事に
・けっこう、好きを仕事に
・それなりに、好きを仕事に
ぐらいで、ゆるく考えてみてはいかがでしょう?
ご参考まで。