「お客様のことが好きかどうか」よりも「お客様といるときの自分が好きかどうか
こんにちは!1人サロン集客の先生、加藤ヒロキです。今日は、ちょっと深いテーマのお話です。
突然ですが、「お客様が好きなサロン」と「お客様といるときの自分が好きなサロン」、どちらが大事だと思いますか?
実はこれ、女優の蒼井優さんが語った「誰を好きか」より「誰といるときの自分が好きか」が重要という言葉からヒントを得ています。
この考え方、サロン運営にもピッタリ当てはまると思いませんか?
お客様のことを好きになるのは大切なことですが、もっと大事なのは、「お客様といるときの自分が好きかどうか」です。
お客様が好きでも、無理をしていると長続きしない理由
「お客様のために!」と頑張っていませんか?
お客様が求めていることに応えようと、自分を無理していませんか?
たとえば……
無理して明るいキャラを演じてしまう
短期集中の結果を求められて、自分のペースが乱される
お客様の要望に100%応えなければいけないと思い込む
これ、めちゃくちゃ疲れます。
それは、私が過去にパーソナルトレーナーをしていた頃のこと。
お客様から「短期間で痩せたい!」という要望を受けて、筋トレのハードなメニューを一緒にこなしていました。
でも、どうしても自分のスタイルに合わなかったんです。
本当は、じっくりとお客様と話し合い、お一人おひとりの「心の変化」を大切にしながらサポートしたいタイプなんです。
ですが、パーソナルトレーナーの環境は「短期間で結果を出すこと」が求められる場面が多く、なかなか自分のやりたいサポートができませんでした。
その後、独立して自分のペースでやれるようになった今では、じっくりお客様の話を聞き、丁寧にサポートするスタイルを確立することができました。
おかげで、今の私は、お客様と一緒にいる自分が好きだと胸を張って言えます。
「お客様といる自分が好き」な状態を作るための3つのポイント
では、どうすればお客様といるときの自分を好きになれるのでしょうか?
無理して「好きになろう!」と頑張る必要はありません。
ポイントは以下の3つです。
1. “無理なキャラ”をやめる
無理して明るいキャラや「お客様に合わせるキャラ」を演じていませんか?
「お客様のために」と思いすぎると、自分の本来の性格と違う自分を演じてしまいがちです。
無理に自分を変える必要はありません。
そのままのあなたでも、きっと好きになってくれるお客様はいます。
無理をやめた瞬間から、お客様との会話も自然体になり、疲れにくくなります。
2. サロンの「軸」を持つ
サロン運営をしていると、「こんなメニューもやったほうがいいのかな?」
「あのお客様の希望に合わせたメニューを作らないといけないのかな?」
と不安になることがあるかもしれません。
でも、すべてに合わせていると、あなたの「軸」がブレてしまいます。
「このサービスを大切にする」
「私がサロンを通して伝えたいのは〇〇だ」
といったサロンの軸(コンセプト)を持つことが大切です。
軸があると、お客様のリクエストにも冷静に「できる・できない」の判断ができるようになります。
3. 自分が「好きなお客様」を大切にする
お客様は選べませんか?いいえ、選べます。
「お客様を選ぶなんて失礼では?」と思うかもしれませんが、個人サロンの一番の魅力は自分に合うお客様を大切にできることです。
合わないお客様に無理に合わせると、気疲れしてしまいます。
反対に、お互いに気持ちよく関われるお客様とだけ関わることができれば、長く続けられます。
お客様を大切にするのはもちろんですが、そのお客様といる自分が好きでいられるかどうかを基準にしてもいいのです。
お客様のことが好き。でも、そのお客様と一緒にいる自分も好き?
「お客様のことが好きかどうか」よりも「お客様といるときの自分が好きかどうか」を基準にすると、あなたのサロンのコンセプトが自然と見えてきます。
無理をして合わせていると、どこかで疲れてしまいます。
でも、自然体のまま接することができれば、お客様との関係は長続きします。
実は、リピーターが増えるサロンというのは、オーナー自身が「お客様といるときの自分が好きだ」と感じているサロンが多いんです。
これが「また行きたいな」と思われる理由なんです。
まとめ
「お客様を好きになる」ことは大切ですが、「お客様と一緒にいるときの自分が好きかどうか」はもっと大切です。
お客様の期待に応えなきゃ!と頑張りすぎていると、心が疲れてしまいます。
自然体の自分でいられる状態でお客様と接することが、サロン経営の一番の成功の鍵だと私は思います。
もし、今のあなたが「お客様と一緒にいる自分が好き」と言えるなら、それは本当に素晴らしいことです。
もし、今「ちょっと無理してるかも」と思うなら、もう少しだけ肩の力を抜いてみてくださいね。
あなたの自然体が好きだと言ってくれるお客様は、必ずいます。
ぜひ、そんなお客様を大切にしてくださいね!