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繊細で傷つきやすいあなたへ。「繊細な自分は弱い」と思い込んでしまう、その前に。

こんにちは。「自分の強みを活かす」ギャラップ認定ストレングスコーチの加藤ヒロキです。

「もっと強くならなきゃ」
「すぐに落ち込んでしまう自分が嫌だ」
「なんでこんなに人の感情に振り回されるんだろう」

こんな風に感じることはありませんか?

人のちょっとした言葉に敏感に反応してしまったり、場の空気を読みすぎて疲れてしまったり、自分の感情の起伏が激しくて、気持ちが安定しないことがあったり・・・

「もっと図太くなりたい」と思ってみても、そう簡単にはいかないもの。

でも、その繊細さを否定し続けてしまうと、自己肯定感がどんどん下がってしまいます。

実は、私自身もかつてはそうでした。

「繊細な自分は弱い」と思い込んでいた過去

私は、会社員時代にうつを経験しました。

当時、父から「男ならもっと強くなれ」と言われたことが、今でも記憶に残っています。

その言葉を聞いたとき、私は「そうか、やっぱり自分は弱いんだ」と思いました。

そして、それからずっと、「メンタルの弱い自分を変えなければ」 と考え続けていました。

・もっとメンタルを鍛えなきゃ
・もっと強くならなきゃ
・こんなに繊細な自分はダメなんだ

そんな風に、自分を否定し続けていたんです。

でも、あるとき気づきました。

「うつになるくらい繊細であることは、それだけ感受性が豊かということなのでは?」

そう思えた時、今までの「弱い自分」との向き合い方が変わりました。

「うつは大人のたしなみ」

私が好きな作家でありイラストレーターのリリー・フランキーさんが、こんな言葉を残しています。

「うつは大人のたしなみ」

リリー・フランキー

それだけ真剣に物事を考え、感じ取り、向き合っているからこそ、心が揺れることがある。

繊細であるということは、決して悪いことではなく、むしろ 「人よりも多くのことを感じ取れる才能」 だと思うんです。

「人の気持ちに敏感な人」が持っている資質

ここで少し、私がコーチングを行っている「ストレングスファインダー」というツールの話をさせてください。

ストレングスファインダーでは、人が生まれ持った「才能」 を34種類の資質として分析することができます。


私の結果。私は共感性が9位


その中でも、「人の気持ちを敏感に感じ取る力」 を持つ人が多く持っているのが、「共感性」 という資質です。

「共感性」とは?— その敏感さは才能です

共感性が高い人は、他人の感情をまるで自分のことのように感じ取る力を持っています。

・相手が言葉にしなくても、ちょっとした表情や仕草で「何かあったのかな?」と察知できる
・人の気持ちに寄り添い、深い共感を持って接することができる
・場の空気を読むのが得意で、自然と周囲の雰囲気を和らげる

この力は、誰もが持っているものではありません

むしろ、共感性が高い人だからこそできる特別な才能なんです。

でも、この資質が強すぎると、こうしたデメリットも出てきます。

・周りの感情に敏感すぎて、疲れやすい
・他人の気持ちに影響を受けすぎて、自分の感情がわからなくなる
・「相手がどう思うか」が気になりすぎて、自分の意見を言えなくなる

共感性が高い人は、つい 「相手の気持ちを優先すること」 を最優先にしてしまいます。

ここたいせつなので、もう一度。

つい 「相手の気持ちを優先すること」 を最優先にしてしまいます。

その結果、相手の機嫌や感情に振り回され、自分の気持ちを押し殺してしまうことも。

では、この共感性とうまく付き合っていくには、どうすればいいのでしょうか?

「共感性」に振り回されないために大切なこと

1. 「私は私、相手は相手」と意識する

共感性が強い人は、無意識のうちに 「相手の感情=自分の感情」 のように感じてしまうことがあります。

でも、本当は、相手の感情は相手のものであって、あなたのものではありません。

例えば、誰かがイライラしていたとしても、あなたがその感情を抱え込む必要はないんです。

「この人は今、イライラしているんだな」と、ただその事実を認識するだけでOK

すぐに「私が何かしたのかな?」と考えてしまう人は、ぜひ意識してみてください。

2. 「人の感情を感じても、引き受けない」と決める

共感性が高い人は、相手が落ち込んでいると、自分も一緒に落ち込んでしまいがち。

でも、相手の気持ちを理解することと、その気持ちを自分の中に取り込むことは別です。

「この人の気持ちはわかる。でも、私はその感情を引き受けなくてもいい」

こう考えるだけで、少し心が軽くなることがあります。

3. 自分の気持ちを大切にする時間を作る

共感性が強い人は、「自分が本当はどう思っているのか?」を後回しにしがち

だからこそ、一日の終わりに少しだけでもいいので、「今日の自分の気持ち」に目を向ける時間を作ってみてください。

・「今日、私はどんな気持ちだった?」
・「本当はどうしたかった?」

日記を書くのでもいいし、スマホのメモに一言書くだけでもOK。

自分の気持ちを言葉にすることで、少しずつ 「自分の感情」 を大切にできるようになっていきます。

「繊細さ=弱さ」ではなく、「繊細さ=強み」

もし今、「私は繊細だから生きづらい…」と感じているなら、それは 「あなたの強みを活かしきれていないだけ」 かもしれません。

繊細であることは、決して弱さではありません。

むしろ、それは 「人にはない優れた感受性」 という才能。

もし、「自分の共感性をもっと活かしたい」「今の自分の資質を強みに変えたい」と思ったら、ストレングスファインダーのコーチングを受けてみませんか?

あなたの 「繊細さ」 を、強みに変えていきましょう。


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