資格をとって安心してしまう人は・・
大学に入学するまでは頑張って勉強するけれど、合格したら勉強しない。
入学したあとは、あとはバイト三昧で、楽しいキャンパスライフ。
日本の大学の傾向と言われていますよね。
一方、アメリカはというと、バイトなんてしていたら、卒業ができないので、レポートに追われる日々を過ごすのだそうです。
これって、「資格」にも当てはまると思うんですよね。
資格をとるまでは頑張るけれど、資格をとってしまったあとは・・
当サロンでもスクールを開講しているのですが、卒業後は、練習会に参加することもなく、音信が途絶える生徒さんも・・。
もちろん、練習会は強制ではありませんし、各自、しっかりと実技を磨いてくれているのであれば良いのですが、手技を深めていくことは、独学ではなかなか難しい。
ときどき、生徒さんから私が実験台となって施術を受けることがあるのですが、おやおや、と思うほど、手技が変わっていることも。そうした生徒さんは、練習不足、実践不足。
一方で、高い水準を保ち、さらにスキルアップされている生徒さんは、自主的に練習会を開いたりして、継続して学習しています。
日本の教育の弊害・・とまでは思いませんが、どうも日本人は、ある起点を境に途端に勉強をしなくなってしまう傾向があると思うんですよね。
かくいう私も、一時期、勉強しなくなった時期がありました。正直にいうと、サボっていたんです。
すると、売り上げは落ちていきました。
これではいけない! と思い、以後、スクールを主催するようになり、手技を教える側の立場になってからでも、
定期的に外部のセミナーに参加し、他のセラピストの方から師事を仰ぎ、勉強をし続けています。
セラピストに必要なのは、施術スキルだけでなく、そのスキルを必要な人に届けるマーケティングスキルも大切
と、よく私は、これから開業する、または集客に悩むセラピストさんにアドバイスしています。
こちらの記事参考
が、勘違いしていただきたくないのは、
マーケティングスキルの前に、高い施術スキルを持っていることなんて、言うまでもない前提条件
なんですよね。
アスリートが身体の使い方を学ぶよう、料理人が調理法を学ぶよう、音楽家が演奏を学ぶよう、セラピストが手技を学び続けることって、当たり前のことなんです。
SNSの広告などで「◯ヶ月で◯◯万円稼げる!」という集客ノウハウを学んだとしても、
高い施術スキルがなければ、一時的に売り上げが上がったとしても、いつかメッキは剥がれていきます。
お客さんは、そんなに甘くないんです。
勉強をし続けることができないセラピストは自然に淘汰されます。
セラピストして、人のお役に立ちたいのであれば、一生勉強です。
ご参考まで。