「○○さんみたいに・・・」と言われますけどね。
「 けんとさんみたいに、パソコン詳しくないんで。 」
「 けんとさんみたいに、話すの得意じゃないんです。 」
「 けんとさんみたいに、そんなに文章うまく書けないんです。」
「けんと」とは私のことなのですが、起業・集客のサポートしていると、相談者の方からときどき、このようなコメントをちょうだいします。
「 けんとさんみたいに・・ 」といまの私を見て、判断されているようですが、私も最初からできたわけではないんですよね。
当サロンのホームページだって、私がジブンで作ったというとびっくりされますし、もともと知識があったと思われますが、むしろその逆。
パソコンについては、ワードやエクセルがなんとか使えるぐらいの、超パソコン音痴。
スケジュール管理はずっと紙の手帳。携帯をもったのも遅く、マナカ(電子カード)を持ったのも遅く。
告白すると、ペイペイやクイックペイなどの使い方も、実は詳しく分かっておりません。
実は超アナログ人間だったんです。
そんな人間がなぜ、ホームページをジブンで作れたかというと、コツコツと努力し続けたからです。
たくさんの参考書を購入し、ネットで検索し、詳しい人に聞いてみて、セミナーに通い、何十時間どころか、何百時間をかけた努力の結果なんですよね。
いま振り返ってみると、もっと効率的に努力していたら、その何分の1ぐらいの時間で作れただろうな、と思います。
これは、話すのも、文章を書くのも同じです。
もともと人見知りな性格だし、障害の影響もあり、どもるクセがあるので、話すのには抵抗感があり苦手でした。(※いまでも得意なほうだとは思っていないんです。)
文章だって、本を読むのは好きでしたが、人に伝える文章を書いた経験なんてありませんでした。
努力の結果としては、おかげさまで、いまでは人前でもしっかりと話せるようになりましたし、ブログなどから集客ができるようになりました。
これらもホームページ同様に、ただひたすらにコツコツと努力し続けた上での今なんですよね。
最初から、補助輪なしでうまく自転車に乗れる人なんていないですよね。
何度も倒れては、痛い思いをしては、また立ち上がっては、その繰り返しで、身につけていくんだと思います。
今は、こうしたプロセスを非効率、生産性が低いと思う人もいるようで、スマートに結果を出したいという人が増えているように感じます。
そりゃ、私だってスマートに結果を出したかったんですけどね、でもほんらい器用なほうでもなく、要領が悪いほうなので、どうしても量をこなす、というスタイルになっちゃうんですよね。
でも、振り返ってみると、こうしたスタイル(つまり、泥臭く、汗臭く、コツコツ努力をし続ける)でずっとやってきたからこそ、
おかげさまで、コロナでも売上は落ちることなく、広告を出さなくとも安定した集客ができ、
起業してからのこれまでの約9年間ゆるやかに右肩上がりでこれたんだと思います。
もちろん、このスタイルを押し付けるつもりはありませんが、ビジネスがうまくいく秘訣は、人がしていないことをすること、なんですよね。
と考えると、「短期間で効率的に!」という生産性や効率性が求める人が増え、コツコツと努力をし続ける人が減っているときだからこそ・・・
と思います。
ご参考までに。
〜 ジブンらしく働きたいあなたへ 〜
「 けんとさんみたいに・・ 」のあとは、だいたい、言い訳が続きます。
と偉そうなことをいいましたが、私も過去、同じようなことを言っていたので、ほんとうに痛いほど、気持ちは分かります。
ただ、経験上、「○○さんみたいに・・」といっている暇があったら、
その○○さんに、「どうやってそのスキルを身につけたんですか?」 「最初の一歩はなにから始めたんですか?」と質問してみましょう。
下をむいている人よりも上を見ている人のほうが教えてもらいやすいですよ。
最後に。
うまくいっているように見える人って、その裏では、実は隠れてめちゃくちゃ努力してるんですよね。
テスト当日、「 ぜんぜん勉強してない! 」と言いながら、寝不足で目が充血するほどに勉強していたクラスメートみたいなものです。