「ストレングスファインダー」であってならないこと!それは、中途半端な理解とレッテル張り。
こんにちは。1人サロン集客の先生、ギャラップ社認定ストレングスファインダーコーチの加藤ヒロキです。
ストレングスファインダーのコーチングであってはならないこと。それは、せっかく自分の強みを見つけようとストレングスファインダーを受けたのに、結果を見た方から「あなたにはこれができない」「この資質が低いから無理だ」と言われること。
まるで自分の可能性が否定されたような気持ちになって、がっかりしてしまいますよね。こうした資質による、決めつけを「レッテル張り」と言います。
実は、私も過去にそんな苦い経験をしたことがあります。ストレングスファインダーの認定コーチではない方からコーチングを受けた時のこと。
「加藤さんの結果では、これが苦手ですよね。だからこういうことはできません」と言われた瞬間、自分の可能性が狭められたような気がして、ショックを受けました。
でも、これって本当に正しい使い方なのでしょうか? 実は、ストレングスファインダーの本質とはまったく異なります。
レッテル張りが引き起こす「可能性の閉塞感」
ストレングスファインダーは、その人の持つ強みや資質を知り、より大きく活かすためのツールです。それなのに、資質の結果を見て「この資質が低いから、あなたには無理だ」と決めつけることは、大きな誤解であり、誤用です。これでは、その人の可能性を引き出すどころか、逆に狭めてしまいますよね。
私のように、結果を表面的に見て「だからあなたにはこれができない」と言われると、それがまるでその人の限界を示しているかのように感じられてしまいます。
しかし、ストレングスファインダーは「弱みを見つける」ためのものではなく、「強みを伸ばす」ためのツールです。だからこそ、「この資質が低いからダメ」というのは間違った使い方なんです。
資質が低い=その分野が苦手、ではない
ストレングスファインダーの結果で、特定の資質が低いと感じたら、それは「その分野での動機づけが低い」というだけで、その分野で成功できないという意味ではありません。
例えば、私がもしコーチングでクライアントさんから「私のこの資質からでは、こうした仕事は無理ですね」と言われたら、別の資質を使って成功する方法をサポートいたします。
社員の強みを活かすには
よくあるケースとして、会社の社長や上司が従業員の強みを知るためにストレングスファインダーを導入することがあります。その社員に合った仕事を振り分けるのは素晴らしいアイデアです。しかし、結果を見て「この資質が低いから、この仕事は向いていない」と決めつけるのは危険です。
例えば、「内省」という資質が強い人は、じっくりと考えることが得意なタイプです。結果をすぐに出すのではなく、深く考えてから行動する傾向があります。
この特性を「行動力がない」と捉えてしまうと、その人の本当の強みを活かしきれません。しかし、内省を活かせば、プロジェクトの初期段階での戦略や、チーム全体の考え方を深める役割を担うことができるのです。
レッテル張りをしないための3つのアプローチ
資質は可能性の指標であって、制限ではない
ストレングスファインダーの資質は、その人がどこに強みを持っているかを示す「可能性」の指標であり、「できないこと」を決めつけるものではありません。資質が低いことは、「その分野に自然に向かうことが少ない」だけであり、努力次第でその分野でも成功することは十分に可能です。強みにフォーカスして、どう活かすかを考える
低い資質を見て「弱み」と捉えるのではなく、その人が持つ強みをどう活かすかにフォーカスしましょう。強みを活かしつつ、他の資質やチームメンバーと協力することで、「弱み」を補うことができます。低い資質があるからといって、それが障害になるわけではなく、強みを伸ばすことが大切です。誤解を防ぐために資質の正しい理解を
ストレングスファインダーの資質は、日常で使われる言葉とは少し異なる意味を持つことがあります。例えば「コミュニケーション」の資質が低い場合、これは一般的に言う「話すのが苦手」ではなく、自分のアイデアをストーリーテリングのように魅力的に伝える能力が少し弱いという意味です。このように、資質の本当の意味を理解することが大切です。
※最後の3については、ストレングスファインダーは、翻訳が大きな課題とっていますので、こちらの記事も併せてご覧くださいね。
私の経験から学んだこと
私がレッテルを貼られた苦い経験は、ショックでした。しかし、正しいコーチングを受けたことで、その後、自分の強みや可能性を再発見することができました。
ストレングスファインダーは、レッテルを貼るためではなく、その人の成長を助けるためのツールです。もし、「この資質が低いから無理」と言われても、「では、他の資質を活かして成功してみせます!」といっちゃってください。
筆者の詳しい自己紹介はこちらです。
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