心配性なあなたへ こう考えてみると楽になりますよ。
突然ですが、あなたは心配症ですか? 私は、とっても心配症です。
これはもう子どもの頃からで、遠足の前には、忘れ物がないかを最低3回はチェック。
大人になってからも、旅行の前日に持ち物やルートを念入りにチェック。
そんな私が飲み会の幹事をしようものなら、もう大変。
当日の会場の手配や参加者の案内が漏れていないか、などなど、会が無事に終わるまで気持ちが安らぐことはありません。
心配性なんだよね、、というと、「大丈夫だよ、うまくいくよ」「もっとジブンに自信をもてよ」と頼んでもないのに励まされたりします。
どうやら世間では、心配性、と聞くと、細かい、小心者、ジブンに自信がない、器が小さい、などなど、いいイメージを持たれることのほうが少ないです。
さて、さて。
起業して約8年になりますが、いまだに起業にというと、小さいことは気にせず、大胆に行動できる人が向いているというイメージが強いようです。
相談を受ける際も、「私、行動力がなくて、心配性で・・」というお悩みをいただくこともあります。
これは、「起業」にまつわるエピソードが、もう不安とは行動力のある人たちのストーリーでありふれているからだと思います。
ホームレスから一転、人生崖っぷちからの大逆転ホームラン
借金○○○○万円からの、年収○○○○万円!
死ぬこと意外・・
などなど、それはベタベタの安っぽいドラマの脚本のようなシナリオが、テレビやネット、書籍などを通じて、起業についてのサクセスストーリーが発信されています。
そこに描かれる人たちは、心配性とは無縁に思えるような、大胆で行動力があり、ハイリスクを楽しめるような、心配性とは無縁と思われる人種がキャラとして存在しています。
で、何を言いたいかといいますと、このイメージに引っ張られてはダメ! ということです。
華々しく成功を収めている人たちも、実はハイリスクを嫌う傾向にあるんですね。(※このあたりのエピソードは「ORIGINAL 誰もが「人と違うこと」ができる時代」のPART1に書かれています。)
うまくいっている人ほど、むしろ、失敗を回避するために、入念に準備をしシミュレーションをするんです。
あのスティーブ・ジョブズも商品発表のプレゼンに望む前までは、
・本番前の数週間前から準備をする
・リハーサルは丸2日の日にちを設ける
・本番と全く同じ状況を作って、1回〜2回本番同様の練習を行う何時間もの練習を重ねる
プレゼンの天才と言われた、スティーブ・ジョブズもこれだけの入念な準備をされていたんですね。
成功している人の多くは、失敗を回避するために、たくさんの準備をする。
「ぶっつけ本番だよ!!」と外ではかっこいいことを言っている人でも、実はギリギリまで入念に準備しているというのは、よくある話。
さて、何をお伝えしたいのか、というと、心配性な人は、不安というリスクを事前にキャッチする能力に優れているんですよね。
事前にキャッチでない人は、気づかないわけなので不安がない、だから、心配しなくていい。
と思えば、心配性も立派なスキルだと思いませんか?
〜 心配性なあなたへ 〜
①心配なことをまずは思いつく限り書きだしてみましょう
※実はこれをするでも心配は減ります。
②そして、書き出した心配ごとに対して、あなたが準備できることから小さく行動してみましょう。
この2つの作業を繰り返すことで、リスクは回避され、心配は減りますよ。
ただし、心配がゼロになることなんてありません。
心配は成長とセットです。
心配しない人には成長はやってきませんから、常に心配を抱えているあなたは成長途中だと思ってくださいね。
ご参考まで。