『 デモデモ星人 』を卒業すると、リピーターが増える
こんにちは、1人サロン集客の先生、加藤ヒロキです。
セラピストとして、日々お客様の健康や悩みに向き合う中で、「お客様のために」と思ってつい熱が入りすぎることってありませんか?
実はその「良かれと思って」が、気づかないうちにお客様を遠ざけてしまうこともあるんです。
今日のテーマは「デモデモ星人」について。
お客様との会話やコミュニケーションの中で、このデモデモ星人になってしまうと、サロン運営や信頼関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
もしかすると、あなたも無意識にデモデモ星人になっているかもしれません。
デモデモ星人って?
デモデモ星人とは、簡単に言えば「お客様の話を受け入れる前に、すぐに『でも』と否定してしまう人」のことです。
例えば、お客様が「最近、運動を始めてみたんです」とお話ししてくれたとき、セラピストとしてこんな反応をしていませんか?
「でも、その運動じゃ効果が薄いと思いますよ。」
「でも、それなら別の方法のほうが良いですよ。」
もちろん、お客様の健康を考えてアドバイスしているつもりなんです。
でも、お客様からすると、「自分の努力を否定された」と感じてしまうことがあります。
そうなると、お客様は「何を話しても受け入れてもらえない」「このセラピストには心を開きたくない」と思うようになり、結果として信頼関係が崩れてしまいます。
デモデモ星人がもたらすデメリット
私自身、過去にコンサルを受けていたとき、まさに「デモデモ星人」の先生に出会いました。私が何か提案や質問をするたびに、第一声が必ず「でも」。
「でも、それは間違っているからこうした方がいい」と言われることが多く、次第に何も言いたくなくなってしまいました。
そして最終的には、そのコンサルを途中で辞めることにしました。
この経験を通じて気づいたのは、「人は感情の生き物」であるということ。
いくら相手が正しいことを言っていても、その言い方ひとつで「心を閉ざしてしまう」ことがあるのです。
セラピストがお客様に「でも」と言いがちな理由
セラピストとしてお客様に「でも」と言ってしまうのは、おそらく「もっと良くなってほしい」という思いからだと思います。
正しい方法を教えてあげたい。
間違った努力をしないように導きたい。
最短で効果を出してほしい。
このような思いは、とても素晴らしいことです。
しかし、その伝え方を間違えると、どんなに正しいアドバイスも相手に届きません。
デモデモ星人を卒業するために
では、どうすればデモデモ星人を卒業し、お客様との信頼関係を深められるのでしょうか?
ポイントは「まずお客様の努力を受け入れる」ことです。
1. お客様の努力を認める
お客様が何か取り組んできたことを話してくださったとき、まずはその努力をしっかり受け止めて、「すごいですね!それをやろうと思ったことが素晴らしいです」とお伝えしましょう。
お客様は、「私のことをちゃんと見てくれている」と感じ、安心感を持ちます。
2. 肯定から始める
いきなり「でも」と否定するのではなく、「その方法も素敵ですね。
さらにこんな方法を取り入れると、もっと効果が出るかもしれませんよ」と、肯定をベースにアドバイスをするように心がけます。
3. お客様の話を最後まで聞く
「でも」と言いたくなる衝動をぐっと抑えて、お客様の話を最後まで聞いてみましょう。
話を聞き終えた上でアドバイスをすることで、お客様も納得しやすくなります。
自分のコミュニケーションを振り返る
「私はデモデモ星人になっていないだろうか?」と振り返ることは大切です。
私も以前は無意識に「でも」と言ってしまうことがありました。
それに気づいてからは、お客様の言葉をまず受け入れ、「共感すること」を意識するようにしました。
その結果、お客様との信頼関係がより深まり、リピーターになってくださる方が増えました。
まとめ:お客様の心を受け止めるセラピストに
セラピストにとって、「お客様のために」と思う気持ちはとても大切です。
ただし、それを伝える際の言葉や態度によって、思いが届かなくなることもあると覚えておきましょう。
まずはお客様の努力を認め、共感し、その上で適切なアドバイスをする。
これが、信頼されるセラピストへの第一歩です。
ぜひ一度、自分の言葉や態度を振り返りながら、お客様とのコミュニケーションを見直してみてくださいね。
大丈夫。
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