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『もういっぽん!』8巻を読もう。

激熱青春女子柔道マンガの最新巻。
新人戦に臨む未知たち青葉西高校。メンバー発表から神童・南雲のデビュー戦。

これがもうとんでもない熱量で。

ここまでの話で南雲というキャラも、未知との関係性も十分に描かれてきたので、彼女がこの試合に賭ける思いは共有できていた。しかも相手は優勝候補の有名選手。完璧に整えられた舞台で、まるで新しい物語がもう一つ始まったかのような盛り上がりを叩きつけられて、文句のつけようのない一本をとられた気分だった。

女子柔道、高校から競技スタート、デビュー戦、運動神経の塊、とくれば、思い出すのは『帯をギュッとね!』の海老塚桜子。
彼女は柔道を始めることに乗り気ではなかったけど、一本の快感に打ち震えていた。

南雲にとって柔道は、自分を高める競技であり、未知と一緒に高校時代を分かち合うためのもの。だからこその感情の高まりがあって、そして最後の大ゴマの表情が生まれる。

いやもう面白すぎるでしょ、と。

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