とこみち『君が肉になっても』を読もう。
以前、『ゆーあい』というマンガで、その独特の温度にやられてしまった、とこみちの新作。単巻もの。
ある夜、不気味な肉の塊が人を喰らっていた。それが実は大好きな友人の変化した姿だった、というホラーもの。
なんだけど、友人の変わり果てた姿を目撃する主人公が終始フラットで、お前の方が怖いってなる感じ。
人を喰らう肉塊とか、喰らってるシーンなんかは妙にリアル(?)に書き込まれているんだけど、全体的にスッキリしていて不思議。
面白い、と一言で言うには何とも難しいけれど、なんとも言えない魅力がある。この人の作品は、強い。
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