教育カウンセラー
実は、メンタルトレーナーの他にも資格取得の勉強を進めていました。その1つが教育カウンセラーです。教育カウンセラーについての詳細は、NPO日本教育カウンセラー協会のHPをご覧いただくとして、実は教員を27年間も務めていながら、「教育カウンセラー」という資格があることを知りませんでした。なんともお恥ずかしい話です。その上、教員を辞めてから教育カウンセラーの資格を取ってどうするいう本末転倒の話ですが、次のステップに向けて色々と勉強できたらと思い取得することにしました。
ご存じの方も多いと思いますが、教育カウンセラーには初級・中級・上級があり、初級から順に取得しなければいけません。また、それぞれの取得には認定試験があり、初級の認定試験には養成講座の受講が必要です。僕の住む愛知県でも養成講座は行われているですが、2月に開催済みとのことで、地元での受講を諦めることに。そこで直近で受講できる会場を探してみると、北海道、神奈川、東京などがありました。その中で、①愛知から新幹線1本で行けて、②講座の会場が駅横で迷う心配もなく、③ホテルも駅まで確保できた、神奈川の小田原会場で受講することにしました。
このような理由で選んだ養成講座だったので、当然と言えば当然のことなのですが、愛知からの参加者は僕のみでした。たぶん、依願退職者の参加も僕だけだったと思います。しかし、内容は濃密で、本当に勉強になりました。中でも神奈川県の先生方と色々と話ができたのは、人と接する機会が減っていた僕にとっては、充実した時間でした。グループワークでは、ついついダラダラと話をしてしまいました。それぞれの先生が目指す教師像や、抱えていらっしゃる不安や悩みなどをうかがうたびに、自分に照らし合わせて考えることができました。本当は参加されたすべての先生とお話をしたかったのですが、それができなかったことが心残りです。
養成講座の3日間は、僕自身は充実した時間を過ごすことができたのですが、気になることが一つ。それは参加された先生方の中で、若手の先生方が占める割合が少なく、僕より先輩の先生方の参加が多かったことです。勉強に早い遅いはないと思います。でも、養成講座の内容は若手~中堅の先生方にとって、本当にためになるものだと思います。夏休みとは言え、いや、夏休みだからこそ、色々と忙しく自分のための時間がとれない、というよりそんな時間があったら休みたい、というところでしょうか。
仕事を辞めて時間に余裕がある僕が言うのは無責任に聞こえるかも知れませんが、参加すると見えてくる世界もあります。そんな僕も仕事を辞めてから知った資格なので、それこそ説得力はありませんが、そんな思いをしている僕だからこそ、少しだけ声を大きくして「参加して損はありませんよ」と伝えていきたいです。若い先生方が集まる機会に話ができればと思います。