添加物よりも危険な食品「4選」!
こんにちは。かとけんです。
今回は、以前の記事(誰にでもできる「生活リズム」の整え方)内でご紹介した "食べ物は「引き算」を心がけよう!" を深堀りしていく内容になります。
生活リズムの改善に興味があるけれど一歩も踏み出せない…という方は、以前の記事も併せてご覧ください。
食品添加物ではないの?
食への興味が湧き、見直しを図ってみたり、健康なからだづくりを心かげていたり、逆に身体の調子が思わしくなかったり…
皆さんそれぞれに理由と目的があり、意識的に食品や食材選びにこだわりを持たれている方も多いのではないでしょうか。
食材選びという観点から、先ず気になるキーワードが「食品添加物」。
コンビニに行けば95%以上の商品に、多量の食品添加物が使用されており、スーパーでも加工食品はもちろん、多くのお手軽食品には食品添加物が使用されています。
健康志向を匂わせ、冷蔵棚に陳列されたカット野菜を手に取ったあなた!
"フレッシュ野菜" という響きと見た目に騙されてはいけません。大量の消毒剤や防腐剤を身にまとった野菜を食べる羽目になります。
いや、消毒液と防腐剤を野菜にまとわせて摂取しているのかも知れません。
たしかに、食品添加物を避けた食生活は健康なカラダづくりの基本でもあり、とても重要なことに間違いないのですが、それを実現するには、無添加・無農薬食材を厳選して使用し、完全自炊へと移行しなければならず、継続性の観点からもかなりハードルが高いものでもあります。
更には、栄養素のバラつきをサプリメントなどで補完しようといった習慣も定着しつつありますが、それこそ本末転倒ではないかと感じます。
そこで「これまでの食生活に◯◯を加えるのではなく、△△を引いてみよう!」という発想のもと、日常的に多く摂取されているものの中から "危険な食品4選" をご紹介したいと思います。
個人的には、食品添加物よりも身体への影響(デメリット)が多い食品だと考えています。
1. 小麦粉
ひとつ目は「小麦粉」です。
みなさん、お世話になり過ぎの食品ですね。
パン、うどん、ラーメン、スパゲティ、餃子、天ぷら、ケーキ、クッキー、カステラ、等々… もう大好物なものばかりで、下手したら一日に一回以上の頻度で口にしている方も多いのではないでしょうか。
小麦粉に含まれる「グルテン」は消化されにくいタンパク質で、分解されにくいために便として排出されず腸内の粘膜に付着します。そして腸内粘膜が弱ると悪さをし、炎症を起こす原因となり、腸内環境を悪化させ、腸内だけでなく身体全体への異変も引き起こします。
それにより、身体の様々な不調の原因となることが多いのです。
「疲労感」「倦怠感」「神経・関節痛」「便秘・下痢」「肥満・むくみ」「肌荒れ」「不眠」「不満やイライラ」「生理痛」など
日本人は、長い歴史の中で小麦粉を摂取してきた人種ではないため、小麦粉への耐性は殆ど無く、本来カラダが必要とする食品では無いのです。
小麦粉の代替食品
小麦粉の代替食品として一般的なものは「米粉」です。小麦粉で作られているパンやケーキは米粉でも作ることができ、レシピも多数紹介されていますので、是非お試しください。
但し、パンづくりには他の懸念食材も使用しますので、パン食から米食に習慣付けていくことをオススメします。
2. 砂糖
2つ目の食品は「砂糖」です。
中毒度ラインキング「1位」の絶対王者です。中毒度ラインキング1位は、麻薬やタバコではなくダントツで「砂糖」なのをご存知でしょうか?
それくらい我々の身近でもあり、欠かせないものとなっている砂糖ですが、砂糖にも大きく分けて2つの分類があります。
分蜜糖
白砂糖、三温糖、角砂糖、氷砂糖、など
これらは、製造過程で糖蜜を分解しミネラルやビタミンが除去されている砂糖。
含蜜糖
てんさい糖、きび糖、黒糖、など
これらは、糖蜜を含みミネラルやビタミンも残っている。
分蜜糖が多く出回っている理由は、長期保存のためと、見た目を良くし味を一定に保つためです。よって、消費量も多く大量生産も可能なため、安価に売られていることが多く、消費量の半分以上はこの分蜜糖が占めています。
分蜜糖の代表格である「白砂糖」は、消化吸収が早いため血糖値が急激に上昇します。すると血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌され、上昇と下降が長時間繰り返され、膵臓が疲弊してしまいます。
よって、糖尿病や低血糖を起こしやすくなり、その影響でエネルギー不足が起こり、精神不安やイライラ、睡眠障害など、多くの不調が現れます。
他にも、骨を脆くしたりと様々な悪影響を持ち合わせています。
逆に、含蜜糖に分類される「てんさい糖」や「黒糖」は、血糖値の上昇がゆるやかであったり、ビタミン、ミネラル、抗酸化成分、ビタミンBを含むなど、白砂糖に比べれば害は少ないですが、それでも糖に変わりはないので、過剰摂取は控えたほうが良さそうです。
和食とて適量に
和食なら安心かと言えば、一概にそうとも言えません。
例えば、煮物やひじき、きんぴらごぼうなど、身体に良さそうな食材を使った料理でも、かなり多くの砂糖を使用して調理することが多いです。
食することに問題はありませんが、砂糖だけでなく、白米でも玄米でも、他のどんな食材でも "適量" がありますので、各々に合った適量の味付け、適用の摂取量が基本になります。
3. 植物油脂
3つ目の食品は「植物油脂」です。
植物油脂に限らず「食用油全般」と言うのが正しいかも知れません。
多くの方が日常的に使われている「食用油(サラダ油・キャノーラ油など)」が代表的ですが、非常に種類が豊富で書き出せばキリがありません。
これらの油は、製造過程で「トランス脂肪酸」が発生します。トランス脂肪酸を多く摂取することで悪玉コレステロールが増え、動脈硬化や心筋炎、狭心症、心筋梗塞といった様々な症状を引き起こすキッカケを作ってしまいます。
オリーブオイルは?
では、一般的に身体に良いと言われているオリーブオイルやココナッツオイル、米油は害が無いのかと言えば、ひとえに安全な食品とは言えません。
これらは確かに定義上では化学物質を含んでいないことが多いのですが、そもそも油自体が日本人の身体に合っていないことと、俗に言う「偽物」が多く出回っていることが挙げられます。
例えばオリーブオイルにおいては、市場に出回っているうちの半分以上は "カラダに良いとされるオリーブオイル" ではありません(あくまで個人の感覚値ですが)。
オリーブオイル(エクストラバージンオリーブオイル)には、国際基準(IOC規格)と日本基準(JAS規格)があって、日本基準がかなり緩いものとなっています。そもそも日本基準では「オリーブオイル」と「精製オリーブオイル」の2種類にしか分割されず、エクストラバージンオリーブオイルに適合する基準が存在していません。更に日本基準のものでは、オリーブオイル以外のオイルが入っていても日本基準に適合してしまったり、原産国表示方法にもトリックが多かったりと、日本基準のオリーブオイルの中から国際基準に適合したエクストラバージンオリーブオイルを探すのは至難の業なのが現状です。
油に関しても小麦粉と同じことが言えますが、日本人にとって油の歴史は浅く、安土桃山時代からと言われています。しかも、これほどまでに日常的に食するようになったのは更に近代になってから。
外国人に比べ、油を分解する機能が弱い日本人に合うはずがありません。
油を摂取するには、魚などから摂取することをおすすめします。
4. 牛乳
4つ目は「牛乳」です。
以外かも知れませんが、幼児教育の段階から "からだに良い食品" とされて給食にも欠かさず出てくる牛乳。子供の頃から「骨が強くなる」「身長が伸びる」などと言われ、積極的に摂取することを勧められてきた食品です。
カゼイン
そんな牛乳を避けたほうが良い理由としては、まず日本人の9割以上が「乳糖不耐症」と言われているからです。
牛乳にはホエイとカゼインがおおよそ2:8程の割合で含まれており、カゼインは「人が消化できる β–カゼイン」と「人が消化できない α–カゼイン」に分けられます。牛乳は後者の「人が消化できない α–カゼイン」を多く含んでいるため、未消化のまま腸に入り、腸粘膜を傷つけ炎症を起こします。
それにより様々な症状が出るだけでなく、他の栄養素の吸収さえも妨げてしまうのです。
カルシウム と マグネシウム
牛乳は確かに「カルシウム」を多く含んでいます。しかし、カルシウムの含有量が非常に多く、牛乳を飲むとカルシウム濃度が非常に高くなるため、それを抑えるためにマグネシウムを調達しようとして骨を溶解します。
骨が強くなるどころか、かえって骨を弱くしてしまう原因のひとつにもなってしまうのです。
これは牛乳だけでなく、チーズ、ヨーグルト、生クリームなど、乳製品全般に言えることです。
牛乳の代替食品
料理などで牛乳を用いる代わりに、オーツミルク、ココナッツミルク、アーモンドミルク、豆乳などがあります。なかでも手に入りやすくリーズナブルなものが「豆乳」です。
牛乳にくらべ大豆特有の癖があるので料理によっては不向きなところもありますが、それもまた味の変化として楽しめるかも知れません。
ただ、厳密に言えば豆乳も植物性脂質を含んでいますので、摂りすぎには注意が必要です。
まとめ
さて、4つの危険食品をご紹介いたしましたが、どれも現代生活に欠かせないものばかりだと思います。
現代人にとって、この4種類を除いた食事を摂ることは非常に難しく、その日一日の食事を考えて用意するだけでもストレスを感じてしまうでしょう。
それくらいに「生活に根付いてしまっている食品」ということです。
・パン食ではなくご飯食に切り替える。
・牛乳ではなく水や緑茶などを飲む。
・砂糖や植物油脂を使用した甘味や料理は控えめに。
余程の理由や事情がない限り、一度に切り替えることは至難の業です。
改善は "小さな一歩でも継続すること" です。
継続できる内容と速度で、ご自身の身体の様子をうかがいながら、ご自身に合った食生活の見直しを行ってみてください。
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