HIROKI KATO

東京を拠点に活動するフリーランスフォトグラファー。得意分野はビューティー写真の撮影とレタッチ。 仕事ではブツ撮りからファッションまで多岐に渡って撮影しております。 Instagram: kato_923 WEB: https://www.hirokikatophoto.com/

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東京を拠点に活動するフリーランスフォトグラファー。得意分野はビューティー写真の撮影とレタッチ。 仕事ではブツ撮りからファッションまで多岐に渡って撮影しております。 Instagram: kato_923 WEB: https://www.hirokikatophoto.com/

最近の記事

弥彦山スカイライン

いつぶりの更新になるだろうか。なんとなく車で走った場所でも雑文と共に忘備録的な意味合いを込めて記録しておこうと思い至った次第だ。タイトルにある弥彦山スカイラインとは三男の住んでいる三条市から車で1時間弱ほどの峠道だ。彼の住まいは新潟の最北端に位置する実家から東京に帰る際に中継地点となる立地なのだ。東京に戻る前に数日泊めてくれないかと弟に頼むと快諾してくれたものだからここぞとばかりに周辺の開拓をするのだと意気込んだ。夜は飲み屋開拓に奔走したがここであげる写真は飽くまでも日中のド

    • 雪の追憶

      今年にかけての年末年始に二年ぶりに地元へ帰ることができた。 帰路につく中で撮影したいくつかの写真をここで紹介したい。 電車に揺られ地元に近づくにつれて変わる車窓からの風景。 知っているはずの景色が吹雪で霞んであたかも見知らぬ地にでも迷い込んだような錯覚に陥る。 それはまるで水墨画のように繊細でいて儚く、すぐにでも消えてしまいそうな光景だった。 電車の動きとともに変わるその刹那的な景色は、ただ一度たりとも同じになることはなく、移ろい続けることを止めない。 もう数年も

      • 撮影現場の"ガイコクジン"

        最後の投稿から久しいことはさておき、昨日ついに東京オリンピックが幕を開けました。ここに至るまで森元JOC会長の女性差別発言や小林賢太郎氏のユダヤ人虐殺ネタ、小山田圭吾氏の過去の障害者虐待問題などをはじめ色々な問題が生じてきました。緊急事態宣言中なのに開催するとか国や都のリーダー達のナラティブの欠落によってコロナ対策に納得できていない国民は振り回され国際的に醜態を晒しまくったトリガーになったのではないでしょうか。もはやこの一連の出来事を無視してただ競技に感動する暇なんてないので

        • 取り戻したい感性

          こんにちは。最近、先輩や友人と仕事や自分たちのクリエイションに関する話をしたり聞いたりしては悶々と考え込んでしまいがちになっている加藤です。別に病んでいる訳ではありません。 そんな中、過去のデータを整理していたらロンドンに留学していたとき(6年前くらい?)の写真を発見してみたので、こちらに載せてみようと思った次第です。このときは技術的にも知識的にも写真のことは何も分からず、只々自分の感性に身を任せてシャッターを切っていました。それでも純粋に自分の写真という感じがして一番好き

          "オフショット"は和製英語

          こんにちは。度々、インスタグラムで #offshot というハッシュタグを見て違和感を禁じ得なかったもので、それに関して記事を書いてみようと思い至った訳です。特にそのハッシュタグを否定する訳でもないですし、個人的所感を徒然なるままに書き記すだけであります。 和製英語なので"off shot"とそのまま英語に置き換えることができますが、これは意味を成しておりません。インスタグラムのストーリズで質問したところ英語話者の人たちの解答は下記になりました。 "behind the

          "オフショット"は和製英語

          映像から読み解くジェンダー論

          こんにちは。大学のレポートかよ!と突っ込みたくなるようなアカデミックなタイトルをつけてしまいましたが、今日は映像から解釈できる日本と海外の女性像の違いについて書き綴りたいと思います。 フォトグラファーであるなら自分の中にある女性像を表現するために写真を撮っているというのはそもそもの大前提ですが、なぜジェンダーについて考えるようになったかというと僕の両親がある種で前衛的な夫婦のカタチをしていたからです。 銀行員の母親のほうがバリキャリで平日は仕事から帰ってきて父親の作った晩

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          この時代にカメアシになる意義とは?

          はじめまして。(あるいははじめましてじゃない方も改めまして)ついこの間(といっても既に3ヶ月が経とうとしている...)師匠のもとを離れてカメラマンとして独立した加藤です。 今回はタイトルの通りですが、誰でも簡単に写真が撮れる現代において師匠のもとで修行する意味はあるのか、ということをお話できればと思います。まだカメラマンとして売れてもいないお前が何を言っているんだと思われるかもしれませんが、自戒の意を込めると共に現在スタジオマンをやっている後輩達やカメラマンを目指している人

          この時代にカメアシになる意義とは?