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衣装合わせ&台本完成
「声でつなぐ祈り」では、毎回白い衣装を着る。
なぜ白ずくめかというと、聴く人の想像の余白を邪魔しないからだ。
今年も、役者が持ちよった沢山の白いシャツやパンツ、スカートを試着していく。
楽しいが、決して簡単ではない。
一つ一つ試着しながら、それぞれの雰囲気や身体にぴったり合う組合せを、こだわって決めていく。
今日衣装合わせをした3名のうち、2名は本決まりとはならなかった。
何となく、本番はまだまだ先のような気がしていた私も、
いよいよ「これを着て、本当にお客さんの前に出るんだ!」という実感が湧いた。
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同時に、台本が完成した。
演出・構成の梅屋とメンバーが、膨大な資料を探しては読み、寝る間も惜しんで修正を繰り返した労作である。
そんな台本を読む中で、度々注意されることがある。
「説明するのではなく、友達に話しかけるように。」
ただ読むだけではなく、「あなたと友達になりたい」「一緒に探しましょう」という気持ちが伝わるためには、
漠然と心をこめるだけではなく、ちゃんと音として表現しなければならない。
そのために日々、日本語のわずかな音の違いを聞き分ける努力をしている私達ではあるが…
なんと難しいことか。
特に今回は、「ヒロシマの足跡を一緒に探す」朗読会。
聴きにきて下さった方とともに、一緒に未来に繋げていけるよう、稽古に励んでいきたいと思った。
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(伊藤たえ)