実は「伊藤天写真展~この街で生きている~」の会期中、被爆樹木の位置を示す古地図のまわりに、感想を書いた付箋を自由に貼ってもらい、「来てくださった方と一緒に展示を完成させる」という企画を行っていました。 素敵な感想をたくさん貼っていただいたので、一部を抜粋して紹介したいと思います。 まずは、伊藤天くんを応援する一葉から。 伊藤天君 立派な写真ですね。若い情熱が伝わりました。感動しました。ありがとう。 県外から来てくださった方や、海外の方も。 🌟良い写真でした。新居浜から来
ずいぶん時間が空いてしまいましたが、少しずつ夏を振り返りたいと思います。まずは、メンバーゆっきんから。 ******************** こんにちは。 演劇集団ふらっとの竹峰です。 まだまだ暑いのでうっかりしていましたが、いつのまにか9月も中旬ですね。これは早くこの夏の活動を記録しておかないとマズい! というわけで、演劇集団ふらっとの一員として、この夏を振り返りたいと思います。 🔸8/3・4 朗読会「声でつなぐ祈り2024」 色々あった中で、年明けから練り上
いよいよ8月も終盤。この夏の締めくくり【文豪ヲ朗読スルmeets Jazz】が近づいてきました。 今回ふらっとから出演するのは私・伊藤たえとキャサリン、そして演出・司会も兼ねる梅屋サムの3人。私たちは6月以降、『声でつなぐ祈り』と並行してじわじわと準備してきました。 共演するのはコントラバス奏者・岩﨑悠太氏と、ジャズギタリストの鈴木洋一氏。どちらも凄腕のアーティストです。 そう、アーティスト。今回行うのは、音楽と朗読のセッション。 二人は朗読のBGMを演奏してくれるの
皆様のご声援のおかげで『声でつなぐ祈り』は無事終演。 21日からは、もう一つの10周年企画・写真展が始まります。 【伊藤天写真展 この街で生きている2024】 〜出会いなおすヒロシマ〜 今回この企画のため、19歳の写真家・伊藤 天(いとう そら)君が、炎天下の広島を歩き回りながら被爆樹木を撮影してくれました。 被爆樹木は爆心地から半径約2km以内にあった樹木で、広島市では現在約160本が登録されています。私有地の中にあるものも少なくない為、許可を取ったり、 当時の雰囲
◎演劇集団ふらっとよりごあいさつ 本日は暑い中、ご来場頂きありがとうございます。 演劇集団ふらっとは2014年に旗揚げし、広島で朗読会の開催や朗読劇の上演を重ねてきました。 「朗読劇少年口伝隊一九四五」実行委員会の活動を引き継ぎ、原爆をテーマにした作品に継続的に取り組む一方、楽しい文学作品にも取り組むことでカラフルな読みができるようになることも目指して活動しています。 劇団旗揚げから2018年に亡くなるまで主宰であった朗読家・富永芳美は「自分は戦後生まれだけれ
いよいよ本番がやってきました。 先の7月28日(日)はスタッフもほぼ全員が揃っての現地通しを行い、31日は最後のミーティングを行いました。 そしていよいよ本番を迎えます。 これまで私達は、 ●手記を寄せて下さった被爆者の方に寄り添うこと ●互いに気持ちのバトンを受取り、次に読むメンバーに渡すつもりで読むこと 何より、 ●聴いて下さる方々に教えるのではなく、友だちになって一緒に考えること 主にこの3つを大切に稽古してきました。(演出からは何度「友だちになって!!」と注意
【文豪ヲ朗読スル meets JAZZ】 8月30日(金)に、ミュージシャンと一緒に、朗読と音楽を楽しむ朗読会を行います。 日本の文豪たちの様々な短編作品を、音楽と共に朗読する予定です。 《↓演出の梅屋サムより》 朗読✖️JAZZシリーズは、ことばと生音楽で、“音“と遊べたらどんなに楽しいだろう…という想いから、2020年にライブハウスで始めました。 ベースの岩﨑悠太さんには、その時からお世話になっています。(演劇集団ふらっと岩﨑悠太さんの共演は、2022年12
7月6日土曜日、ゆいぽーとにて対面稽古を行いました。出演者が全員揃うのは久しぶりです。 まずはそれぞれの課題に向き合い、個別に練習を行いました。後半では、全員で声や動作を揃える箇所の練習を行いました。 本番まで一ヶ月を切りました。限られた時間の中、本番をイメージした動きや読みの練習を重ねています。 「本番で読むスピードが速くなってしまったり、緊張してコントロールできなくなるかもしれない」という懸念の声が上がりました。 演出からは「まず、速くなっていることに気づけること
畑口さんにお話を伺った雨の日、 本番の会場下見も行っていました。 最近の稽古では、位置取りを本番仕様にし、入退場から台本の持ち方など動きも含めて稽古しています。 (⭐台本の持ち方・開き方・ページのめくり方まで動きを揃えて、お客様が集中して作品を味わえるようにするのも、ふらっとの特徴の一つ。) 7月からはいよいよ衣装も着て、毎回本番に近い状態で稽古していきます。 通しでは毎回良いところも悪いところも沢山見つかり、それを次に繋げていく作業の繰り返しです。 一方で、話し合いの
毎年被爆者の方の体験記を朗読している演劇集団ふらっと。今年は初めて、胎内被爆者の方の手記を読みます。 この日私達は、手記を書いた畑口實さんにお会いして、お話を伺う機会を得ました。 お会いする前に平和記念資料館に入り、 手記にも登場する、お父さんの懐中時計とベルトのバックルを見学しました。 公演メンバーから「意外に小さいね!」 「こんな小さなものを、お母さんはよく焼け跡から見つけられたね」と声が上がりました。 資料館を出た後、いよいよ畑口さんと合流。レストハウスに移動し、直
5人のことばを繋いでいく稽古が続いています。天くんも、広島の色んな場所に撮影に行っているようです。 22日の稽古は、少し特別な時間を過ごす予定です。 今回、被爆体験記を朗読する、ヒロシマピースボランティアでボランティアガイドをされている畑口實さんにお会いする予定です。 22日は、ガイドとお話を聞く予定にしています。畑口實さんは、元平和記念資料館館長で、胎内被爆者です。 演劇集団ふらっとで、胎内被爆者の方の手記を朗読するのは初めてのことです。 畑口さんが、どのような思
演劇集団ふらっとでは、平日のZoom稽古と土日の対面稽古を併用しています。今回は水曜日、Zoom稽古を行いました。 テーマは「呼吸」。以下の内容を学びました。 ・息が足りていないと読むスピードが速くなったり、息苦しくなり、狙い通りの読みができなくなる。 ・息が足りない理由は、吸うタイミングが少ないか、吸う量が少ないから。 ・息を吸うタイミングや具体的な吸い方を学び実践。また、息を吸う場所や時間を「演出する」アプローチを学んだ。 その上で、感情や思いを込めて聞き手に届ける読
公演情報解禁から2週間。 この間、完成した台本を使って 「ここ読みたい人ー!」「はーい!」 その時々で役者を当てて読んでいく作業を繰り返していました。 こうして段々、誰がどこを読むか決めていきます。 原爆と関わる、様々な立場の人々が書き残した手記や詩。 地の文はお客様とその人々をつなぐ案内人の役割。 どちらも気をつけることの一つは 「寄り添うこと」。 被爆者の方の痛みを、本当の意味で理解することは誰にもできません。 ただ、寄り添うことはできるはず。 私達は、精一杯心を動か
大変お待たせしました! 「声でつなぐ祈り2024」情報解禁です! ↓↓↓↓↓ 公益財団法人ひろしま文化財団助成事業 演劇集団ふらっと10周年企画 声でつなぐ祈り2024 ✖️ 伊藤天 写真展 この街で生きている2024日時:2024年8月3日(土) 14時30分開場 15時開演 場所:合人社ウエンディひと・まちプラザ (広島市まちづくり市民交流プラザ) 北棟6階マルチメディアスタジオ 〒730-0036 広島県広島市中区袋町6−36 資料代:500円 【伊藤天写
「声でつなぐ祈り」では、毎回白い衣装を着る。 なぜ白ずくめかというと、聴く人の想像の余白を邪魔しないからだ。 今年も、役者が持ちよった沢山の白いシャツやパンツ、スカートを試着していく。 楽しいが、決して簡単ではない。 一つ一つ試着しながら、それぞれの雰囲気や身体にぴったり合う組合せを、こだわって決めていく。 今日衣装合わせをした3名のうち、2名は本決まりとはならなかった。 何となく、本番はまだまだ先のような気がしていた私も、 いよいよ「これを着て、本当にお客さんの前に出