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マクロとミクロの視点
5月に田植えをしたところの
除草作業をしました。
一般的には、除草剤を巻くのですが
無農薬で育てている田だそうなので
手押しの草刈機やレーキを使っての
人力作業でした。
遠目で見る田は
整列して植えられ風にたなびく苗
水田に映る雲
ザ里山風景という感じです。
ですが、除草作業の手元を見ると
除草された雑草がウヨウヨ浮いているし
いろいろな虫たちが泳いでいるし
苗もところどころ並びが抜けて
整列ではなかったりしています。
同じ風景を見ているのに
引いてみれば、美景に見え
近寄ってみれば、粗が見える。
逆の場合もあるでしょう。
人生や
人との関係にも同じことが言えるのではないでしょうか。
「あんな風にできるなんて、いいな」と羨むような人でも
自分の身近にきてみたら、大変なことばかりなんてこともあるやもしれません。
多面でみる。
そして、面だけでなく遠近もみる。
意識すれば、両方見る(知る)ことはできるのです。
どっちがいい悪いではなく、ものごとの見方として、意識しておくことでと相手や物事を判断するときに自分が心地よいようにできるのです。
一度意識してみてください。
手元の問題も全体の問題も根は同じ、
どの距離感で見ているかを意識して、
いろいろな角度・距離で見直すことで
正解に全体像を知ることができるのですね。