産後特有の姿勢の崩れを直して肩こり改善・予防
6章
産後の不調で特に多い肩こりの改善法
一般症状に共通する対策と産後特有の対処法
産後に肩凝りが出る原因の一つに姿勢の変化があります。産後女性の姿勢を調べた研究があり、妊娠によってお腹が大きくなることの影響では腰椎のカーブが強くなるケースと平坦になるケースの両方の結果が出ています。
妊婦の姿勢変化と腰痛についての研究によると、妊婦の約半数は腰のカーブ(腰椎のカーブ)が平らになり、産後も完全には回復しないことが多いとされています。一方、歩行時の姿勢に関する国内外の研究では、妊娠中に腰のカーブが逆に強くなることも報告されています。
まとめると、結局産後の姿勢がどのように変わるかは人それぞれ違ったという事ですが、産後に姿勢が変化する場合が多く、その中でも背中が丸くなるケースがあることは間違いありません。
赤ちゃんを抱く際、胸の前で抱えると腰を少し反らせる姿勢になります。このとき、骨盤が後ろに傾き、体の上半身が後ろに位置するため、頭が背中より前に出て猫背になりやすくなります。
この姿勢を続けると背中が丸くなり、肩こりの原因にもなるため、姿勢を改善するためのストレッチが必要です。
記事は書籍「自分でできるセルフリハビリ」(著者:勝井洋)より抜粋
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