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肩甲骨と脊椎の可動性を改善する四股の体操

6章
産後の不調で特に多い肩こりの改善法
一般症状に共通する対策と産後特有の対処法

肩こりの原因には、肩甲骨や背骨の柔軟性不足が関係しています。また、骨盤にある仙腸関節も重要な役割を果たします。これらの柔軟性を改善するための簡単な体操をご紹介します。始める前に立って後ろに反って、硬さや痛みを確認しておくと効果が実感しやすくなります。

①足を広げて立ち、両膝を90°に曲げ、四股(しこ)のようなポーズをとります。両手を膝の上に置き、肘をまっすぐ伸ばしましょう。
②上半身を前に倒し、肩甲骨を背骨に寄せるイメージで動かします。肘が曲がらないように意識してください。
この動作を5回、止めずに繰り返しましょう。

肘は伸ばす


肩甲骨は内側へ寄せる


ひねる

③上半身を前に倒した姿勢のまま、体を左右にひねります。
④ひねるとき、肘が曲がらないように意識し、膝は内側に入らず、外側に向けたままキープします。顔は正面を向いたままでOKです。
この動作を左右3回ずつ、止めずに繰り返しましょう。
 
体操を行った後にもう一度両手を腰に置き、後ろへ身体を反らせてみて体操前の硬さや痛みが改善したか確かめてみてください。

ここまで行っていただけると、肩や背骨の周りの筋肉の硬さがご自身で感じて頂けるのではないでしょうか。

赤ちゃんの抱っこで肩こりになる場合、肩の筋肉を使いすぎているのか、首筋の筋肉を使いすぎているのかは、その方の姿勢や抱き方によって変わってきます。あなたに合ったストレッチ方法を、このような様々な方法を試してみる事で見つけてください。

記事は書籍「自分でできるセルフリハビリ」(著者:勝井洋)より抜粋
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