赤ちゃんと一緒に出来る肩甲骨と背骨の体操
6章
産後の不調で特に多い肩こりの改善法
一般症状に共通する対策と産後特有の対処法
この肩甲骨体操は、赤ちゃんと目を合わせて楽しく行えるエクササイズです。
準備姿勢:
①赤ちゃんを仰向けに寝かせる – 赤ちゃんを床やマットに仰向けに寝かせ、目が合うようにします。
②四つ這いになる – お母さんは赤ちゃんの上で四つ這いになり、赤ちゃんと目を合わせる位置を調整してください。
体操の方法
胴体を下げる – 両肘をしっかり伸ばしたまま、胴体をゆっくり床に近づけて腰を反らせます。このとき、肩甲骨が背骨に寄るように意識し、顔を少し上に向けましょう。赤ちゃんに顔が近づくので、視線を交わしてください。
背骨を丸める – 今度は、お腹を引き上げるようにして背骨を丸め、頭を下に向けます。肩甲骨が外側に広がるように感じながら背中の筋肉が伸びていることを意識してください。お腹の筋肉も使われます。
2.ポイント:
この動きをゆっくり繰り返します。5~10回行うのが目安です。
お母さんの顔が赤ちゃんに近づいたり遠ざかったりするので、赤ちゃんが興味を持ってお母さんを見つめてくれます。
笑顔で急に顔を近づけたりしてみると、赤ちゃんが笑って喜ぶことがあります。楽しみながら一緒に行いましょう。
この体操は肩甲骨周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高めるのに役立ちます。赤ちゃんとの触れ合いを楽しみながら、ぜひ実践してみてください!
以上が産後の肩こりストレッチと体操法です。道具を使わずにどこでも出来る方法と、ストレッチポールを使って産後特有の腹筋の弱さを回復しながらもセルフマッサージも出来る方法を紹介しました。
また、お子さんから目が離せないと思うので赤ちゃんと一緒に出来るエクササイズも紹介しました。肩こりと言っても原因は様々で、抱っこによる負担や出産による姿勢変化も産後特有です。
産後はお子さん優先でなかなか自分のことは後回しになりがちですが、自宅でも簡単にできることがあるのでぜひ試して効果を実感してください。
これで6章は終わりです。
次回からは、こちらのテーマで投稿します。
7章
産後の骨盤の歪みに対するセルフケア
歪みとは具体的に何なのかを解説
記事は書籍「自分でできるセルフリハビリ」(著者:勝井洋)より抜粋
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