仙腸関節の医学的な特徴

7章
産後の骨盤の歪みに対するセルフケア
歪みとは具体的に何なのかを解説

骨盤の後の真ん中にある仙骨の動きは、「うなづき」と「起き上がり」と言って前に傾く動きと後ろに傾く動きの二つで判断します。仙骨が実際に動いているかは、MRIでの研究で報告されています。

この研究では仰向けに寝た状態で股関節を曲げてみて、その時に腸骨に対して仙骨が何度動いたかを角度で計測しています。その結果、股関節を曲げる動きだけでも仙骨は最大で2.5度動いていることが分かりました。たった2.5度ですが、この動きだけでも股関節が曲がる時には必要であると言えます。

仙骨の動きが実際には目で見て分かるほどではないので、自分で仙骨の動きの悪さをチェックするには自分の身体で感じてみる方法がおすすめです。

記事は書籍「自分でできるセルフリハビリ」(著者:勝井洋)より抜粋
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