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M.C.M解散式

お前代表降りてもう何年だよとか、もう瓦解してるだろってのは抜きで…

今になってなぜ書いたかというと、モバマスとともに消えるのはカードやボイスだけじゃない、かつて共にバカやってくれた者たちの残骸すらも完全に無くなってしまうと気付いたから。

当時急成長したMCM、本来のキャパシティを超えて肥大化したツケも安いものではなかった。ましてや言いだしっぺというだけで素人が上にいるような組織体制。

焦りと苛立ちでトチって喧嘩別れとか、心が折れて蒸発とか褒めたものじゃない事件だって山ほどある。能無しなりにカウンセリング担当をしていたつもりだったけど、もっとやりようがあったんじゃないかと時々思う。

その選択を取るほど余計なものばかり背負わせてしまった。力のある芽を生かす器がないと自覚しながら、自家毒で去るような形になる前に策を講じるべきだった。これを最も見るべき連中とは、もう会うこともないのだろうが…

−−−−−−−−−−−−−−−−−−懺悔ここまで

美嘉はもっと上に行けるだろとつい口外してしまった俺と反応した2人、どうせ目指すならシンデレラガール!とその日のうちに始めたプロダクションは、確かに目標を達成することはできなかった。

しかし思いつきで決めた名前を変える暇もないほどには賛同者が集まって、その勢いを今でも覚えている人がいる。 
決して筆頭と呼べる順位じゃないのに、毎年シンデレラガール戴冠を信じて票を託してくれる人たちが必ずいる。

それはきっと壮大な思いつきに手を挙げMCMという看板を掲げた一人ひとりが積み上げてきたものだと思っている。

根拠もなく次期シンデレラガールは我ぞと叫び、あるいは24時間にもわたるラジオを垂れ流し、あるいは本を出して売り込み、あるいはゲームを作り、あるいは会議室で頭突き合わせて今後を話し合い、あるいはホームページを開設し。

そしてプロダクションや担当の枠を超えてゲーム、現実の両面で支えた奴らがいて。

一つ一つはみんなの記憶から消えているかもしれない。しかし我々のハッタリは今でも人々の心の奥底に説得力を与えているのだ。

この先どんな結末が待っていても、あの時お前たちがやったことは無意味じゃない、それだけは忘れず誇っていてほしい。
もうすぐMCMとして活動したあらゆる記録が、志半ばに散っていった奴らのすべてがこの世から消える。それでも美嘉をシンデレラガールにすべくこの地でやってきたことは、姿を変えながら脈々と受け継がれていく。

それでも避けられない1つの区切りだから。

今日の15時をもって「美嘉をシンデレラに導く」M.C.Mプロダクションは解散とする。
またどこかで会おう、思いつきに付き合ってくれた愛すべきバカどもよ。


美嘉をシンデレラに導く M.C.Mプロダクション
元総代表 カテキンより



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