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漫画の金言⑦ 期限を設定する大切さ ワールドトリガー/葦原大介


『必要に迫られる』という要素が人を育てる場合は多い。

目標に期限が無い場合、失敗を正しく認識できないことがあるという。
人は『失った物』を確認することで失敗を認識できる。

目標に向けて費やしてきた時間 労力 資金…信用や評価を失ったと自覚することで、目標の達成が失敗したことを認識できるんだ

だが目標達成の期限を決めなければ成功か失敗かの判定を無限に先送りすることができる

つまり、注ぎ込んだ物は成功すれば返ってくるのだから、まだ何も失っていないと思い込むことも可能なわけだ。

そして期限を決めないということはすなわち、失われる時間の重みに目をつぶるということ。

物も時間も失ったことを認識できない場合、現実的な反省や改善は望むべくもない。

これを『足踏み』と言う。



オレの勝手な印象だが『足踏み』に陥る人間は、本人の認識よりも高すぎる壁に挑んでいる場合が多い。

これは足し算や掛け算を知らない人間が、高度な算術に挑んでいるようなもの…この条件でまともな解答を出せる人間はいないだろう

この問題は、己を知り、適正な階段に挑戦することで解決する。

ワールドトリガー28巻より


これを読んだとき、まるで殴られたような衝撃を受けました。私にも思い当たる節があったからです。

悶々と悩みながら時間を浪費している状態は、一見すると余裕がないように思えますが、実はその時間を無駄にできるだけの余裕があるということなのです。

本当に余裕がないのであれば、悩む暇もなく行動しているはず、ということですね。


そもそもオレには最初から一段登る力すら無かったとしたら、どうすりゃいいんだ…!?

刻むんだ

目の前の一段を登るために必要な要素を、一段の中でさらに刻んで自分が登れる小さいステップを作るんだ。

その行動を努力と呼ぶ。



『自転車に乗れる』という事実が示すのは、おまえは元々できなかったことが訓練次第でできるようになる ということだ。

別に自転車じゃなくても『箸を上手く使える』でもなんでもいい。
『できるようになった』という無数の事実を忘れるな。

そして、自分に『できる』高さになるまで一段一段を刻んでいけば、
必ず今より強くなれる。

そしてそれが、おまえの自信に変わるんだ。

ワールドトリガー28巻より


『ワールドトリガー』(通称:ワートリ)は、葦原大介によるSFアクション漫画で、「週刊少年ジャンプ」(2013年〜2018年)および「ジャンプスクエア」(2019年〜)で連載されています。

📖 あらすじ
異世界から突如現れた「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物たちが、人々を襲うようになった地球。これに対抗するため、謎の防衛組織「ボーダー」が結成され、最新技術「トリガー」を駆使して戦います。

主人公の三雲修(みくも おさむ)は、戦闘能力は低いものの正義感の強いボーダー隊員。
彼は、ネイバーの国から来た謎の少年空閑遊真(くが ゆうま)と出会い、やがて天才オペレーター雨取千佳(あまとり ちか)と共に「玉狛第二(玉狛支部)」を結成。ボーダーのエリート部隊との戦いに挑みながら、遊真の故郷やネイバーの真実に迫っていく――。



⚔️ 作品の特徴
戦略バトルが面白い!「戦闘力の高いキャラが勝つ」わけではなく、戦略・チームワーク・個々の役割が勝敗を左右する。
各キャラが得意な戦法を持ち、それぞれの戦闘スタイルが緻密に作られている。


多彩なキャラクター登場人物が多いが、ほぼ全員にしっかりとした個性や役割がある。
主人公チームだけでなく、ライバル部隊や上層部にも魅力的なキャラが多数!


リアルな成長要素主人公の三雲修は「弱い主人公」で、努力と戦略で成長していく過程が描かれる。
「トリオン(エネルギー量)」という明確なパラメータがあり、キャラの能力が数値化されているのも特徴的。


ネイバー(異世界)との関係性ただの「侵略者 vs 守る側」という単純な構図ではなく、ネイバー側にも様々な事情があり、戦争や政治的な駆け引きが絡む。




📺 アニメ・メディア展開
アニメ(1期:2014年、2期・3期:2021年)
1期は東映アニメーション制作(全73話)。
2・3期は作画クオリティが大幅向上し、バトルシーンも大迫力!
ゲーム(スマホアプリ、コンシューマーゲーム)
小説版(キャラの過去エピソードなどを描いたスピンオフ)




🎯 こんな人にオススメ!
戦略的なバトルが好きな人(『ハンターハンター』『コードギアス』系の頭脳戦が好きならハマる!)
個性豊かなキャラと成長物語が好きな人
SF×ミリタリー×チームバトルの要素を楽しみたい人

「単なるバトル漫画」ではなく、緻密な戦略とキャラの成長が楽しめる名作です!😆🔥

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