ビーニー帽をカーディガンから作る・型紙を5分で自作!(写真沢山)
※次の短い動画でソーイングのプロセスを紹介しています↓
髪の毛の静電気が気になるので、帽子はあまり好きではありません。寒くても14歳ぐらいからフードで生きてきました。ただ、最近自転車に乗っていたりするので、風が邪魔なので帽子が欲しくなりました。数週間に渡ってそのアイデアを温めていました。すると、冬セールの2nd STREETで新品に近いウール100%のカーディガンを見かけました。好きなコバルトブルーですし、80%割引のシールの上にさらにレージにて半額だと書いてあって購入!天然素材に弱いし、ブルーにも弱いので仕様がなかった…
型紙を5分で自作!
では!型紙を作りましょう。A4用紙2~3枚あれば作れちゃいます。
①頭の周囲測ります。
赤線:メジャーテープを額と後頭部に当たるように周囲を測ります。(私は57㎝でした)
緑線:メジャーテープの端を額の中央に置き、頭の深さ(?)を測るように後頭部を通って首の付け根まで測ります。(私は38㎝でした)
②生地の伸縮率を確認します。
奇麗に縫うために選んだ生地の伸縮性を知る必要があります。そのためには、生地に10cmの長さの印をつけチョーク等でして、定規に沿って希望の値まで伸ばします。出来上がった帽子が小さく見えない/ならないように、あまり伸ばしすぎないことが大事ですが、なんとなくの感覚でOK。その長さを覚えます。例えば、生地に10cmの印をつけ、13cmまで伸ばした。伸縮率(Stretch Ratio/Stretch Percentage)を計算するには、短い長さを長い長さで割ります。
10÷13=0.7692307692307692になります。0.77はStretch Ratioです。
※緩めの帽子が欲しいなら、生地を10㎝から11㎝ぐらいまで伸ばすので十分です。
③帽子の長さ
を知るには、緑線で測った38㎝を②で割り、ゆとり分を加えます。
頭にぴったりフィットする帽子なら1.5~3㎝程度ですが、
今回作っているビーニーは英語圏で「靴下帽」と呼ばれちゃうほど長いものなので、8㎝から15㎝ぐらいをお好みで足します。私は10㎝を足します。
38÷2+10=29㎝
④帽子の幅
型紙の幅は頭囲の4分の1になります。ただし、伸縮率を考慮しなければなりませんので、周囲と②で出した率を掛け算します。
57×0.77=43.89になります。44㎝にしましょう。それはできた帽子の周囲です。頭の周囲より13㎝も違いますね。かなりのぴちぴち感ではありますが、この例で概念がわかりましたね。
では、44㎝を4で割って型紙の幅がわかります。11㎝です。
⑤型紙を引きます。
次の画像のような型紙にするのに、まず高さ29センチ、幅11センチの正方形を引きます。それを半分(14.5㎝)とさらに半分(7.25㎝)にします。
赤い点を端から1.5~2㎝の所で付けて曲線を引きます。
そうすると緑線のような帽子1/4の型紙ができます。それを使って裁断していきます。縫い目があるところに縫い代の追加が必要です。
縫い目は次の赤点線に沿ってします。それで帽子が完成です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?