FX為替戦略　10/30

◆現在の各国の長期金利の状況

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■ドル円

■今週の動き

（出所©2024 TRADING ECONOMICS）

［内容］

加藤財務相
G20財務相・中銀総裁会議にて、円安が一方的に進行している状況を懸念し、緊張感を持って注視する姿勢を示した。発言内容からは、さらなる円安への警戒感がうかがえる。

植田日銀総裁
G20財務相・中央銀行総裁会議後の会見で、円安が日本の物価に与える影響を丹念に分析し、見極める必要があると述べた。その上で、政策判断には時間的な余裕があるとの認識を示した。

衆議院選挙
自民・公明の与党が過半数議席を割り込んだことで円売りが先行。ドル/円やクロス円は前週末の終値から上方向にマドを開けて取引が始まった。政治の混乱が懸念されたほか、混乱によって日銀の追加利上げが困難になるとの見方が広がったためである。ドル/円は仲値公示後に153.88円前後まで上昇して7月末以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。

中東情勢
イスラエルはイランへの報復攻撃を実施したが、石油施設を標的としない抑制的な内容だった。これにより、中東情勢への過度な懸念が後退し、欧州市場ではニューヨーク原油（WTI）価格が下落。同時に、米欧の長期金利が低下し、円の買い戻しが強まる動きが見られた。

■経済指標

ﾐｼｶﾞﾝ景気指数もインフレを抑えつつもしっかりと高水準で維持。ソフトランディングが期待されているのも頷ける状況。

マネックス証券

（マネックス証券参照）

■スケジュール

29(火)
《米決算発表》
アルファベット、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ
30(水)
米10月ADP雇用統計（21:15）
《米決算発表》
マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ
31(木)
植田日銀総裁記者会見（15:00）
アップル、アマゾン･ドットコム、インテル
1(金)
米10月雇用統計（21:30）

■今後の展開