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人生初の海外バックパック一人旅!|ヨーロッパ旅行記①


出発当日

9月5日。俺は朝からバックパックに荷物を詰め込み、出発の準備をしていた。
前日の夜に母が足のケガをしたとかで、朝から病院に行ったりとバタバタしていたが、とりあえず荷物確認もそこそこに出発した。
「足りないものは現地調達」というバックパッカーの心意気から、荷物は最小限である。

12時半、成田国際空港ターミナル1に到着。
中国国際航空(エアチャイナ)は、公式アプリがある。(操作性は死ぬほど悪い)

オンラインチェックインにも対応しているので、既にチェックインは完了。
成田⇒北京までの電子旅券もスマホに入っており、預け荷物は無いのでチェックインカウンターに並ぶ必要はない。

ただ、機内持ち込みの制限が少し厳しかった。
エコノミーの場合、
・1個5キロまで、(縦、横、高さは、それぞれ55cm、40cm、20cm以下)
・ハンドバッグなどは追加で1個まで大丈夫
といった具合である。
自分のバックパックは、家で計ったら6キロだった。少しオーバーしているが、搭乗口で止められないだろうかドキドキしていた。

暇だったので成田空港の喫煙所で一服。作業員のような人ばっかだった。エアチャイナはライター持ち込み禁止で、北京首都空港のトランジットターミナルは喫煙所もないので、これから丸一日禁煙である。

成田空港の喫煙所、綺麗

日本での最後の一服を終え、さっそく保安検査場へ向かう。日本の保安検査場では特に確認されることもないので、すぐに通過。
パスポートチェックも機械ですぐ終わるので、何の心配もいらない。

早速搭乗口で待っていると、中国語でアナウンスが流れる。
中国語は大学で2年半履修していたが、全然分からない。
その後、英語でのアナウンスが流れる。
そこで、気付く。自分の名前が呼ばれていることに!

内心死ぬほどドキドキしながらカウンターへ向かうと、中国人CAさんにパスポートを要求される。
パスポートを渡すと、ペラペラとページをめくったのち、
「預け荷物ない?」
と聞かれたので、ありませんと答えると、紙の航空券を印刷して渡してくれた。
どうやら、チェックインカウンターに寄っていなかったので、紙の航空券を渡す必要があったみたいだ。
ひとまず安心して、飛行機を待つことにした。


中国国際航空のメリットとデメリット

ここで、中国国際航空についてメリットとデメリットを解説。
メリット:
①航空券が安い
パリまで片道7万円ちょいで、かなり格安。
②フルキャリア
中国のメインエアラインなので、機内食も出るし、機体もちゃんとしていることが多い。
デメリット:
①ロシア上空を飛ぶ
共産系国家のエアラインは、現在戦争中のロシア上空を飛ぶことが出来るため、早いし安いのだが、やっぱり怖さはある。
②ロストバゲージ率の高さ
実際どうなのかは知らないが、口コミを見ると北京空港でロストバゲージすることが多いらしい。今回、自分はロスバゲを防ぐために全て機内持ち込みにした。
③遅延が多いらしい
3時間とかは平然と遅延することもあるらしい。

このあたりのバランスを考えて、中国国際航空を選んでみるといいかもしれない。


いざ搭乗

ドキドキしていた機内持ち込み荷物は、全くと言っていいほど確認されなかった。なんなら、中国人の方はキャリーケース2個とかの人もいた。
流石に、フルキャリアだけあってそこまで厳しくないのだろうか。

機体はAirbus330-300。2-4-2の座席配置で、モニターだけあるタイプだ。
自分は、窓側2席の通路側に座った。お隣には、ラテン系のお兄さん。お互いの席のモニターが壊れており、一緒に直そうと頑張ったが使えなかった。

この画面以外を表示できなかった。隣のお兄さんはモニターすらつかず、俺のモニターを見ていた。

15:48、予定より30分遅れで出発した。
久しぶりの飛行機にワクワクしていると、CAさんがやってきて中国語で話しかけてくる。中国の飛行機だからしょうがないけど。
「我是日本人(うぉーしーりーべんれん)、Please English.」
と大学の授業で覚えた数少ない中国語を駆使し、英語で話してもらった。
飲み物でコーラを貰い、待っていると次は機内食。

カレー、普通においしい

この飛行機は、ANAとの共同運航だったからか、機内食はちゃんと日本の味がしておいしかった。なにより十勝ヨーグルトの安心感。

お腹いっぱいになったところで、暇つぶしにダウンロードしたアニメを見ていると、もう着陸態勢に。
フライト時間3時間5分。北京首都国際空港に到着した。

北京首都国際空港

北京首都国際空港でトランジット

飛行機を降り、人の流れにそって進んでいく。
そして、私は様々な旅ブログで得た、北京首都国際空港のトランジットについての知識を思い返していた。

北京首都国際空港のトランジット入口は分かりづらい。様々な旅ブロガー様が書いてくれているので、そちらを参考にすると分かりやすい。
長い通路を進んでいき、トランスファーとかかれた看板の方に目をやると、赤い看板の下に、3つほど保安検査場に入るときにあるような改札がある。
赤い看板には、確か「台湾、香港、マカオトランジット」みたいなことが書かれている。だが、この改札は全ての国際線トランジットで使える。普通にトラップである。
その改札に、成田で発券した、パリ行の航空券とパスポートを通すと、無事に通過できる。
改札を抜けると、トランジットの入国管理官がおり、パスポートと航空券を渡して、カメラの前に立たされる。基本的には、質疑応答などはなく、航空券にハンコを押してもらい、すぐ通ることが出来る。

その後は、保安検査がある。
ここで気を付けなければいけないのは、モバイルバッテリーだ。
エアチャイナはモバイルバッテリーに厳しい。モバイルバッテリーは100wh以下でなければならず、規格の表記がないと問答無用で没収される
なので、私は今回二つとも規格の表記のあるモバイルバッテリーを持って行った。
荷物をかごに入れ、X線検査に流し、金属探知機を通ると、終始不機嫌そうな保安検査官がこれでもかというほど全身くまなくボディーチェックされる。
昔、職質を受けた時にボディーチェックされたことがあるが、あの日本警察よりも触ってくる。すごい。
これらを潜り抜けると、無事にトランジットターミナルに到着だ。

とりあえずここまで。
次回は、全ての店舗が営業終了中?でかいけどなんもない北京首都国際空港について書きます。

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