片山美砂

福岡でサロン25年。現在は医師や歯科医などを顧客に多く持つ会員制サロンを経営しています…

片山美砂

福岡でサロン25年。現在は医師や歯科医などを顧客に多く持つ会員制サロンを経営しています。自立して頑張りたい女性に『小さなサロンの経営』や『顧客が離れない接客術』等、私が経験した事で、経営を考える方が本当に知りたい事を伝えていきます。

最近の記事

潰れないサロンのつくり方

【自己紹介】 私がサロンの経営を始めたのが平成8年、26歳の時でした。 チェーン店の店長を半年程務め、その後独立し1ルームで開業しました。 その後、直ぐに1日に多い時は12人程のお客さまの予約が入り、それでも広告が半年契約だったので予約を取れない旨の『謝罪広告』を打つまでに忙しいサロンになりました。 その後、1階の30坪ほどの路面店にサロンを移しましたが、その際にテレビ取材や雑誌、書籍に取り上げられる様になりました。 その後、オリジナル化粧品や美や健康に関する健康食品を手掛け

    • お客さまは応えてくれる。

      先ず初めてこの仕事を始めようと思った時に、スクールに習いに行くのは有りだと思うのですが、『お金を払ったから』、『カリキュラムを終えたら』上手になる事はないのです。 先ず、『人の体を触る』というのは、慣れる迄にシンプルにキツイです。 精神的、体力的にキツイのは当たり前なのですが、 普段使う筋肉とは全然違う筋肉なので、その筋肉が鍛えられる迄は、筋肉痛やら、筋肉が甘い感じで気持ち悪かったり落ち着きません。 ですから教えていると、『もう限界です。』とか『次にいきましょう』とか

      • 開業前に慣れておいて欲しいこと。

        開業前にスクールに通う方は多いと思います。 私も生徒さんに手技や経験に基づく理論、カウンセリングの仕方などを教えていますが、サロン経営に必要なのはやはり『接客』だと思います。 でもそれは実践しかありません。 例えば『手技』を習う際、テクニックよりも先に手がスムーズに動かせる事が大事です。 そのハンドスクロールがスムーズにできていないとテクニックどころではありません。 それと同じで『接客』も、まずお客さまと話すことに慣れて欲しいのです。 お客さまとお話するのも緊張する方が、

        • やめなきゃ潰れない。

          私は福岡で約30年エステサロンを経営しています。 福岡はとにかく『消費者の目が厳しい都市』です。 これは以前海外の新聞でも書いてあった様に記憶しています。 福岡は出身女優さんを見てもらっても分かる位、とにかく美人が多いですし、身なりにとても気を遣う人が多いです。 ですので『美容業』はとても盛んで、美容室は向かい同士やお隣に並んでいる事もよくあります。 私が生業としている『エステティックサロン』の経営ですが、この仕事は特別な資格や許可などが要らない為、何となく「キレイ」なイ

        潰れないサロンのつくり方

          変わりゆくエステのイメージ。

          昭和のエステのイメージって『ぼったくられる』『無理やり高額ローンを組まされる』『解約に応じてくれない』でした。 その中で私は、業界のイメージを払拭する為に地元で頑張って来たと自負しています。(勿論微力なのは承知) 開業した頃はコース契約に、高利なローン会社にお客さまに書類を書いてもらい、審査を待って‥てな感じでした。 なので面倒なので、私のサロンでは殆どが現金でのお支払いで経営して来ました。 『一括では支払いが・・』というお客さまは潔く諦めて、現金で支払える方ばかりを相手

          変わりゆくエステのイメージ。

          サロンの経営はむずかしい?

          そもそも『サロン専売商品』に魅力を感じず、自分で商品開発や販売をしているのですが、その中でも『ダイエット商品』の添加物や人工甘味料が気になり、無添加のダイエットスムージを作っています。 エステサロンで痩身マッサージやダイエット指導をするにしても、このようにカロリー計算がしやすい商品はお客さまへの指導もしやすく、何より顧客単価が上がり、サロンの売り上げもアップするので、探している方も多いのではないかと、九州全域のサロンさんにDMを出した事がありました。 3年程前に一度案内を

          サロンの経営はむずかしい?

          サロンを経営する勇気と覚悟。

          経営するという事は『決断の連続』です。 誰かに頼って、誰かに責任を取って貰って、安全に経営なんて出来たらそれは言うことがありませんが、何でも『自分で決めて責任を取る』のが経営だと思います。 そうは言っても、悩みが多いのも経営者です。 経営者は孤独ですので、同じ境遇の悩みを持つ人に相談したり、経験のある人に教えを乞うのはいいと思います。 そう言うと、『経営は私には難しいかも・・・』と思われるかも知れませんが、『時間に縛られずに自由に仕事をし、お金を稼げる』訳ですから、この位

          サロンを経営する勇気と覚悟。

          体の使い方を知る事が大事。

          これはエステティシャンでボディをされる方、整体やリラクゼーションマッサージをされるセラピストさん皆さん同じですが、 『体の使い方』が大事です。 整体をされる方は、そこら辺は理解された上でお仕事をされているでしょうが、エステシャンやセラピストさんからは、『腰痛』や『手首の腱鞘炎』の悩みをお聞きします。 以前、お客さまのお子さんで部活でスポーツをしている子が、『腰痛』で悩まれ、どこに行っても原因も分からず痛みも治らなかったそうです。 評判を聞き、遠くは関東の有名な整形外科の先

          体の使い方を知る事が大事。

          エステティシャンの資格は必要?

          エステティシャンやセラピストには、とにかく沢山の種類の資格があります。 でも国家資格は無いので、どちらかの「認定」の資格にはなると思います。 これに関して言えば、私は一つも資格は持ってはいません。 何故か? シンプルに『必要性を感じなかった』からです。 だってお客さまに「資格」の有無を聞かれた事が一度もありませんから。 きっと皆さん、一般の知識を知りたくてスクールに通ったり資格を取ったりするのかも知れませんが、皮膚生理学などはその手の本やテキストを見て勉強すれば良い

          エステティシャンの資格は必要?

          サービス売上だけでは頭打ち。

          個人経営のサロンさんに有りがちな事。 それは『サービス(施術)』に一生懸命になり、『物販』が疎かになる事です。 何故これがいけないのか?と言いますと、売上を施術だけに頼ってしまうと、例えば貴方が『病気やケガで仕事が出来なくなった時にお金が入って来ない』からです。 そして施術に物販の売上が加われば、単純に売上が増えるからです。 又基本的に個人経営は普通は保障がありませんから、長く経営していく中で、病気やケガ等何らかの事情や今の様にコロナで休業を余儀無くされる事があると、売上

          サービス売上だけでは頭打ち。

          『集客』より『顧客獲得』に力を入れる。

          コレは私の持論なのですが、『集客』よりも『顧客獲得』の方が大事だと思っています。 私のサロンのスタッフの話です。 もう10年程前の話ですが、仕事に慣れ、自分のお客さまを持つ様になり、私のいう事は聞き流す様になった時がありました。 基本1対1で仕事をしておりますし、彼女のお客さまは私の顔をみると気を遣われる方もいらっしゃるので、普段はなるべく彼女に任せています。 ですから彼女が施術中にお客さまとどんな話をしているのかを私はあまり聞く事がありません。 彼女も顧客も持っていま

          『集客』より『顧客獲得』に力を入れる。

          主婦が起業する前に知っておくべき事。

          例えば、ネイルやマツエクやエステなどのサロンを開きたいと思ったとします。 マツエクは、今はまつ毛の施術は美容師資格がいると思いますので置いておきますが、例えばネイル。 始め易く、最悪自分の爪をキレイに出来るしと主婦で始められる方は多い様に思います。 実際、私の周りのママ友も数人習い始め、中には有名な先生に師事し、賞を貰ったりした方もいました。 その後、街中に素敵なサロンを開きましたが‥気付いた時には既にサロンは閉まっていました。 その彼女には遺産があったので、普通の主婦

          主婦が起業する前に知っておくべき事。

          初めまして。

          私は福岡で25年、サロンを経営しています。 当時、福岡県で女性の最年少で銀行から融資を受け、マンションの1室からサロンを始めましたが、結婚・子育てを経験し、一時は大きな路面店を開きましたが、現在は家族の都合で東京在住。 ここ5年間は毎月1週間程福岡に帰り仕事をしています。 この春、子供が手を離れたのを機に、これからは『自立したい女性』や『小さなサロン経営で頑張っている女性』の力になりたいと思い、温めていたノウハウをお伝えしていきたいと思っています。 私のサロンはスタッフと

          初めまして。