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血まみれのバイオレンス・ラブ・ストーリー「チェンソーマン」

※ネタバレあり〼


『このマンガがすごい!2021』が発表されていて、オトコ編 第1位のチェンソーマンを読んでみた。


チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス) 

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https://www.amazon.co.jp/dp/408881780X/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_0Xy3Fb1SWH994


悪魔がはびこる日本でチェンソーの悪魔の力を持つ少年・デンジが公安対魔特異課のデビルハンターとなって悪魔や魔人と戦うアクションバトル漫画。


実は少し前に読んでみようと思い、1巻を読んで離脱をしてしまっていた。

(こういう漫画がめちゃくちゃある)


だが、完結したということで今回は最後まで読み切るつもりで読み始めていった。

最初は『ふんふん、なるほど』といった感じで読んでいった。

グロテスクな描写はあるが、絵のきれいさで読みづらくない。非常に読みやすい。

そして、3巻くらいで『あ、これは登場人物がバンバン死んでいくやつだ』と覚悟した。

バンバン死んでいく漫画はわりと好きなのだが、「ドロヘドロ」だったり前に読んでいた「あずみ」を思い出した。「デビルマン」すら少し感じた。

だが、そこはジャンプ向けのチューニング。

死んだと見せかけて復活パターンもある。

物語の佳境は家族のような存在だったメインキャラクターすら死んでいって、読みながらドキドキした。

兄のような存在だった早川アキ

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妹のような存在のパワー

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パワーは伏線を張って死んでいったので第二部では再会するのではないかと思う。


読みどころ

主人公であるデンジが成長していく話なのだが、成長の過程が「喪失」だったことが面白かった。

そこに青年漫画っぽさを感じて、最終話まで一気読みをした。

それと、クライマックスが「人肉食」 だったこと。

愛するマキマさんをしょうが焼きにして食べちゃうという、トンデモストーリー。

最後までドキドキした。

第二部の連載が決まっていたり、アニメも決まっていて、これからも楽しみが続くのがうれしい。

喪失だらけで血まみれのバイオレンス・ラブ・ストーリー。

それが話題のチェンソーマンの正体だった。



カタヤマヒロキ

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