「面倒くさい女」と思われることはどうってことない
ドはまりの「虎に翼」ですが、
今回は脚本家の吉田恵里香さんのインタビューを見つけたのでアップします!!
常日頃思っていることがあります。
理不尽に対し女性や活動家や激しく声を上げると
否定されたり話も聞いてくれなかったり薄笑いで「ヒステリック」などと馬鹿にする人たちがいるけれど(主に男性)
そして、その気持ちはわかるし私も「もっと冷静に話してくれれば」と思う事もあるけれど、でも。
でもね、差別を受け続けていた人たちは今まで声も上げられなかったんですよ。
上げてもすぐに潰されてしまったんですよ。
自分だっていつ何時、理不尽に踏みにじられる状況になるかもしれないし、
虐げられてきた人たちの気持ちを我が事として想像してみたら、
どんな方法だったとしたって、訴えてきた声に応えようと思えるんじゃないかなぁ・・・・・。
なのに、軽くあしらわれたり無視されたら
そりゃあ、より大きな声で、より過激に伝えようとしますよね?
誰だって理不尽なことをされたら「やめて」って言う。
それを無視されたら大きな声で「やめろ!!!」って叫ぶでしょ?
さらに、悔しい思いで亡くなられていった先人たちの思いも背負ってこられているからこそより大きな声になるんじゃないかなぁ、と思うんです。
自分たちは守られてきた場所にいながら「まあまあ落ち着いて」「君たちの言っていることはわかるし権利は守るよ」なんて口先で言われても
実際にちっとも変わらないどころか色んな理不尽がどんどん露わになる。
聞く耳を持たないのに私たちの気持ちを簡単にわかったつもりになるな!って思うのも当たり前じゃないかと思うのです。
先に聞く耳を持つのは、まず、守られてきた側の方からだと思うんです。
って、自分の想いを長々と書いてしもた・・・・。
(私の中にもあるんだなぁ、色んな怒りが)(私が経験した程度のものはそれは自分で処理しろよ!と思っている)
まあいっか。
声を上げることについて、吉田さんの言葉を抜粋引用。
ああ、なんかもう全部引用したくなる・・・。
本当にそうですよね。
虐げられてきた人たちの声を、否定することなんかできませんよ・・・。
あと、吉田さんはやはり「女性差別」だけを書いているわけではない。
男性を敵視して対立構造を作ろうとしているんじゃない。
それはドラマを見ていればすぐにわかるんですけれど、一方ではあえてそこにフォーカスする人たちがいます(SNSでもよく見かけます・・・・)
そういう小さなことを言っているのではないのにね。
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このドラマを見ていて思うのが、吉田さんの脚本は主要キャラ以外の光の当たらない役にもちゃんと気を配られているなぁと。
このインタビューでも色んな理由で「声を上げられない人」にもちゃんと言及されています。
基本的にはそれぞれひとりひとり何ができるのか、です。
運動とか大袈裟なことじゃなくてもいい、小さくともできることをして
悲しい思いをする人が減っていくような社会にしたい。
とらつばを見て、そして吉田さんの言葉を読んであらためてそう思いました。
読み応えのあるインタビューなのでドラマファンの方もそうでない方も一読の価値はあるかと思います!
ぜひに。
タイトルは吉田さんが、声を上げることで「面倒くさい認定」されるかもしれないけれど、「後ろに続く世代が傷つかないため」ならそんなのは全然かまわない、とおっしゃった言葉です。
うん、私もこんな長々と熱く語って面倒くさいヤツ・うっとおしいヤツって思われてもいいや。
余談ですが
あと、おお~~★と思ったのが、
吉田さんが「マッドマックス 怒りのデスロード」の話をされていたこと❤
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