初心者マークの宝塚の蒼穹の昴

雪組公演「蒼穹の昴」

を、先月に観劇して、昨日は新人公演を観劇したので
ほんの少しだけ感想を書きます。
あと1回観るのでちゃんとした感想が書きたくなったらその後に書きます。

原作は浅田次郎。
全4作の大作を宝塚でミュージカル化。
原田諒が脚本・演出で約２時間半にまとめました。
原作は読む気満々でしたが時間がなくて未読のままのぞみました。

歴史もの4巻を2時間半に、というのはどだい無理な話で、
物語としては完全に駆け足、多彩で濃い登場人物や人と人の関係性も紹介程度で流すということでちょっと薄いし
物語をじっくり味わいたい派の私としてはちょっと物足りなかったです・・・・。
が、話が全然わからないということもないし、何より豪華絢爛美しいセットとお衣装、雪組の生徒さん・そして6人も投入の専科の演技力が
話の物足りなさを補ってくれておりました。

とにかく話云々よりもお衣装の美しさをうっとり眺めてしまう時間が多くて（苦笑）あまりに素晴らしくて永遠に見ていられるくらいでした。
この公演でお蔵入りするのがもったいないから
再演なり続編なり他の中国歴史ものなりでぜひ使っていただきたい（だめかしらん）。

で、予習なしで観た私個人の最初の感想。
「これは西大后の物語だよね」でした。
清と光緒帝への愛情にあふれた女性として一樹千尋さんが重く深く演じられてそれはお衣装とともに目と心を釘付けにされました。
一樹さんのみならず、専科の皆さんの演技は「さすが」と言わざるをえなかったです。
先に書いたように人物の書き込みは薄いのに、それぞれの解釈の深さ・台詞の言い方・一挙手一投足・佇まいから人物の背景が浮かび上がってくるようでした。

もちろん雪組生たちも素晴らしかったです。
専科の皆さんの演技がよりポテンシャルを引き上げてくれたというのもあるのかもですね。

ひとりひとりの感想はまた別途、余裕があったら書きますが、
ご贔屓のそらくん（和希そら）は・・・・最高でした！！（語彙力）
イケボが話題になっていますが、それだけじゃない全てにおいて順桂としてこの物語世界を生き抜き、台詞が少なく途中で退場してしまうのに鮮やかな印象をもたらしてくれました。
ブラボー！

そして・・・・・・あーさ（朝美絢）！！！！！
キラッッッキラッッキララッッ☆彡☆彡☆彡
目に星って少女漫画の定番だけれど、生身の人間の瞳がここまでキラッキラッ☆彡するの初めて見たよ！？というか全身から星☆彡があふれて飛びまくってる人間も初めて見たよ！！！
というか・・・・
かっっっっわ！！！！！！！！
え、なに、このかわいい子、
舞台に登場したら「かっわ」、しゃべったら「かっわ」、動いたら「かっわ」、息しただけで「かっわ」って思うレベル。
超絶悶絶絶対可愛と書いてあさみじゅんと読む。
全世界の辞書の「可愛い」という言葉のところにはあーさの写真貼っておけば間違いない。
蒼穹のあーさを見ただれもが「姉さん！事件です！」と姉もいないのに姉さんに報告したくなったであろうくらいかわいいです。

ちっさくアップ。
でも本物はこの画像の1那由多倍（そんなのある？）くらいかわいいです。

話、ズレますけど、それが次作ではなんでこうなるんでしょうね。

I RO KE　駄々洩れ

この先行画像が昨日アップされた途端に、ヅカオタ全員がまた「姉さん！事件です！」って報告したくなったはずです。

すいません・・・・話ズレてしまいました。
ともかく、
基本的に、舞台は予習なしで観ても面白いと思えなきゃいけないんじゃないかな・・・・と思いながらサラ～～っと物語が進んでいってしまいましたね。
で、後から「なんでこうなったんだ？」「コノヒト、どうしてこうなったの？」みたいな疑問点がふつふつと湧いてくるんですよね・・・・。
二度三度観てやっとわかるとか脳内補完が多いというのはいかがなものでしょか・・・・でも見応えあるなぁ～～～！
というのが初見の感想でした。


新公についてちょっとだけ。
主演お二方、よかったです。
特にやっぱりかせきょー（華世京）くんは歌もうまいし堂々と安定した演技を見せてくださってスターオーラがすでに出ていてビックリしました。
きっとこれからも抜擢されて大きなお役を演じるごとに成長してトップ街道まっしぐら間違いなし！という感じです。

楽しみにしていたのは夢白（あや）さん。
本公演のミセスチャンはさんの持ち腐れレベルで出番が少なくて
ガッカリしたので新公の西大后が楽しみでした。
これがもう美しくて気高くてねぇ・・・・・見とれてしまいましたよ。
今までの夢白さんの中で一番好きな姿かもです。
さすが次期トップ娘役だけあって重みのある役をしっかり演じていらしたけれど、言い回しとか声の使い方とか、一樹さんの演技に寄せすぎた気がしてもったいないと思いました。
夢白さんの西大后でいいんだよ！と何度も言いたくなりましたが、これもまたひとつの勉強なのかもしれないですね。

他の方は割愛しますが
難しい演目…特に専科のお役を皆さんよく演じていられて。
雪組安泰ですね～。