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つぶやき 〜人と環境を支える消費〜

 ふと、目にした文章や事象をただ反芻している。そんなつぶやき。前回のつぶやきはこちら。

エシカル消費って何?

 直訳すればEthical Consumptionなので倫理的な消費活動となります。 消費者庁の定義では「地域の活性化や雇用なども含む人や社会、環境に配慮した消費行動」とされていますが、倫理的な消費活動が何につながるのでしょうか。

そして私たちができること企業ができることは何なのでしょうか。自分なりに考えてまとめていきます。

エシカル消費は何につながるのか

 消費者庁が公開している「エシカル消費とは」というサイトを読んでみました。色々思うことがあるので自分なりにこれをまとめていきます。

①人や社会への支援

 あなたが物を買うとき、必ず物を売っている人、作った人、考えた人…たくさんのストーリーが背景に隠れています。購入するという行為は、その方たちを支援できるということに繋がります。

 例えば、商品を買うことによって、障がい者への支援に繋がるPIPPOという通販サイトがあります。

 PIPPOは障がい者の賃金の安さや仕事に就く難しさを課題とし、この活動に取り組んでいます。障がい者の方の経済的自立を支えるため、障がい者の方が作った商品をネット通販という形で販売しています。利益の原価を引いた金額は、クリエイターの賃金になっているそうです。

個人的にずっっっっっっとこのふかふかかわいいぬいぐるみ気になっているんですよ。受験終わったら買ってもらいます。

ここからは私の考えになります。

 言い方を変えれば、労働環境が悪い中で作られている商品であったり、原材料がリサイクルしづらいもので作られていたりと…そういった商品を買わないという行為は、企業に「今のまま商品を売っても損だ」と思わせることができるかもしれないということ。

 それによって、企業が労働環境を改善したり原材料を見直したりするきっかけを与えることができるかもしれない。つまり、消費者が労働者や環境を守ることに繋がる可能性があるのです。

消費者一人ひとりの力は微量かもしれません。

ですが積み重なれば

大きな力になります。


一人ひとりが商品の背景に一瞬でも目が向けば、変わる社会はあります。

②地域への支援

購入するという行為は、提供者たちを支援できる。

①人や社会への支援より 言い換えあり

先ほどいったこの理論を、地域へも活かすことができます。どう活かすか。それは

どこで買うか


です。購入するという行為は場所にも関連します。本屋さん、魚屋さん、八百屋さん。大手スーパーが街に浸透する中で、シャッター街になってしまった地元の大通りを見ると、どこか物寂しい気分になります。

簡単に、そして便利にものが買える今の世の中で、「ものを購入する」ということに秘められた「地域の振興」に目を向けてみませんか?

いつもの忙しい日常に溶け込みすぎて、もう見えなくなってしまっている地元の本屋さん。地元の八百屋さん。地元の肉屋さん。

今日は

立ち寄ってみませんか?

 

③環境への配慮

 私達の日常には、大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしが溶け込んでいます。この暮らしは、どんな環境問題を引き起こしているのでしょうか。

廃棄物の処理問題

 環境省が令和3年度に発表した資料には、最終処分場であるゴミ埋立地の残余年数は23.5年とされています。データを見る限り、ゴミの排出量は令和2年度よりも1.7%減少しており、残余年数が前年度より増えていたりと、少しずつ改善されているようです。

 ですが、油断はできない状況です。増えても23年。今のままだと私が生きているうちに埋立地はなくなりそうです。なくなったらどうなるのか。

ゴミの処分にかかる費用が高くなることが一つ挙げられます。ゴミ処分には税金が使われているため、全体的な財政負担がゴミが増えるほど大きくなるとともに、税金で賄えない部分は個人負担になる可能性があります。

そうなるとどうなるか。手間と値段がかかるくらいなら、不法投棄しよう!という人が増えるかもしれません。実際に人目につかない私有地や山に不法投棄が現在各地で起きており、ニュースでトラブルになっている人の話をたくさん聞いたことがあります。

適切な処理を行わないでゴミを捨てる個人や事業が増えてしまうと、環境汚染のリスクが高まります。具体的には分解されないプラスチックやゴムを山や土に埋めてしまうことで、雨により化学物質が溶け込み土壌や水質汚染に繋がる可能性があります。

影響が計り知れないからこそ、恐ろしいのです。それらは全て自分に還ってくるのだから。

エシカル消費をすることによって環境は

 一人ひとりがエシカル消費をすることによって、環境問題を解決することはできなくても、足止めすることはできます。

 自分だけがいいやという考えはやめて、次の世代になるべく少しでも生きやすい社会をつなぐ。少しのやさしさで、貢献できるのです。

今日からでもできるエシカル消費

 エシカル消費が何に繋がるのか、具体例とともに見てきましたが身近なことだと何ができるのでしょうか。

詰替え用ボトルを使う

シャンプーやリンス、洗剤のボトルをずっと使ってみましょう。おすすめは百均で買うことができるボトルです。どうしても商品のボトルを買ってしまうと、別の商品に乗り換えるときにまたボトルを買ってしまいがちです。そしてボトルを捨ててしまいがち。

いっそボトルだけを百均で買って、詰替えだけを買う生活にしてみましょう。花王はリサイクリエーションという方法で、使用済みのつめかえパックから新しい容器を作る取り組みをしています。

道の駅に行ってみる

 観光の際、道の駅に行ってみてください。その地域のとれたて野菜や食堂でのご飯がとてもおいしいです。また、道の駅には「道の駅キーホルダー」や「道の駅切符」が販売されています。

【例】

あるところとないところがありますが、見てなさそうだったらカウンターに聞いてみてください。意外とあります。

旅の思い出の一つになります。
いつかコレクターになって、道の駅に寄りたくなります。
私の弟がそうです。たのしそうです。

友人や周りの人を巻き込んでしてみよう

 エシカル消費は人といっしょにやるともっと楽しいです。今度はここの商品を買って友達にあげよう、地域の本屋さんにいっしょに行ってみよう。ぜひ、一人でできることを見つけたら、周りの人とやってみましょう

まとめ

 ものを購入するということは、提供者や買った場所を支援することに繋がります。また、環境にものを購入するときから気にかけることで、ゴミの廃棄による環境問題を緩和することにも繋がります。

あなたが今日からエシカル消費をしてみるだけで、次の世代へ良い社会を渡す一歩を踏み出すことができます。

今日からやってみよう、エシカル消費。


私がしたことがあるエシカル消費

 靴を買うと「猫を保護する活動を支援できる」取り組みに参加したことがあります。自分の好きなデザインの靴を手に取った、隣にあった似たデザインの靴。それがこの取り組みをしている靴でした。

 似ているデザインで、履き心地もほぼ同じだったので、猫さんを保護する活動を支援できる靴を買いました。どうやら、この靴を買うことで、利益の何割かが保護に当てられるみたいでした。

 中学校の頃に買ったのですが、高校3年生の今でもずっと履いています。ねこさん、げんき。






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はら みゆい
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