
18歳、初めての選挙に行ってきた話
18歳、人生ではじめての選挙に行ってきました。
正直とても楽しみにしていて、ネットや選挙新聞で見てちゃんと「住む地域の未来を託してみたい」と思う人を自分で決めて、期日前投票に行ってきました。
今回は実際に体験した投票するときの段取りや、雰囲気、そして岡山の選挙割や特典の現状について書いていきます。
そして学生ながらに岡山の選挙全体に思うこととアイデアを、書き連ねていきます。
今回の岡山の選挙は盛りだくさん
今回の岡山の選挙は県知事、衆議院議員総選挙、最高裁判所裁判官国民審査、そしてどの政党がいいですか(?)みたいな選挙があります。たくさんあって、調べるのに苦労しました。一応リンクをまとめておきますので、投票していない方、決めていない方は
今!!!
是非ご覧ください。電車に乗っている間にらくらく読めます。
安心して自分なりに考えよう
自分の過ごす国、地域のことです。民主主義国にいる以上、考えなくてはいけないことでもあります。じっくり「自分なりに」考えましょう。安心して考えましょう。他人に自分の貴重な考えを否定したり、バカにする権利はありません。私がハグして守ります。
自分なりに調べて候補者について考えることは、個人的にはとても楽しかったです。わくわくしていました。
ここで言うのもなんですが、候補者の方にお願いがあります。
テスト中は選挙カーで話さないでいただけませんか…びっくりしました。少なくとも私のクラスからは不満しか漏れていませんでした:(
投票するときの段取り…めちゃめちゃ安心
投票所は私語厳禁。一方通行と聞いていたので、間違えたらどうしようとか、鉛筆まちがえて持って帰っちゃったらどうしようとかいろいろ不安でした。
でも現場は本当に迷うことなく道筋がわかりやすくて、無事投票することができました。周りの受付の方も和やかな方ばかりで、困ったときはいつでも聞きやすい雰囲気でした。
名前を覚えていなくても大丈夫。書く場所の目の前に、紙で貼ってあります。安心です。
書くときに気を付けること
一名だけ既定の用紙に自筆で、書いてください。そして枠の中には氏名だけを書きましょう。また、何も書かないという「白票」は無効票になります。無効票は等しく選挙の当落に影響しません。気をつけましょう。
そして最高裁判所裁判官国民審査ではよくないと思う人にだけ「×」をつけます。〇を書いたら無効票になってしまいます。気をつけましょう。
緊張でお腹痛くなっても安心
中には私のような「雰囲気で緊張してしまって、お腹が痛くなってしまう」という方も、安心して投票できます。
なぜなら…本当に周りの人が優しそうなのと、役員の方は何年も経験しているので「理解している方」が多いです。言いにくい方でも、いつでも質問できる雰囲気が岡山にはありました。
私は今回、そのような雰囲気のおかげでお腹を壊さずに済みました。ぜひ、お腹がいたくなってしまう…という方は思い切って選挙に行ってみてください。きっと優しく対応してくださります。
岡山の選挙割や特典の現状
私の情報収集能力が低いのかもしれませんが、あまり選挙割とか岡山で聞いたことないですよね…。私がもし大学に行ったら研究とともに、選挙特典の宣伝や新しい特典で、街を活性化させる取り組みもやってみたいです。デザインが、とても好きなので。
自分が思う人を入れればよいのです
白票が抗議の意味を成す、「入れたいと思う人がいないから白票」…がどうやら流行っているらしいですが、個人的にはおすすめしません。入れたいと思う人がいないのなら「どうしてもこの人だけは嫌だ!」という人以外に入れてみるという方法が一つあります。ぜひ。
学校での政治に関する環境
学校では「政治の話」ってタブー視されがち。そりゃ相手の支持している政党だったりを頭ごなしに否定する話はあまりよくないと思う。
でも、人と話すことによって自分の考えや夢がはっきりしてくるのと同じで、政治の話も人に話すことによって「自分事」になってくるんじゃないかなと思っています。
この人はこんな悪いことしているというネガティブな話ばかりではなく、こういう政策は今年よかったよねという風な、ポジティブな話を人とすることも大切だと思っています。
また、学校の授業では当たり障りのないことしか話せません。先生は政治的なことを言ってはいけないという決まりがあるから。だから、18歳…高校三年生になって急に自分の支持政党も支持する人も一気に考えなければいけません。
今まで政治についてタブー視されるような環境で育っていたのに、18歳になって突然「自分で決めなさい」「自分で調べて自分が思う人に投票へ行きなさい」と言われる。
私のような、ちいさい頃から政治に興味を持っている人は良いのですが、政治に無関心な人は興味を持てないまま…自分事だと思えないまま18歳になります。
18歳までに政治に無関心な若者を「政治に無関心だった」にしなければならないのに、「選挙に行け!!!」という割には「そんなの自分でやるのが当然」のように他人事なんだなと。
今の世の中には、偏った情報に溢れています。だからこそ、「人と政治の話をする」って選挙が初めての18歳にとっては大切なのではないかなと思います。
自分で考えて、ちゃんと調べたうえで投票しに行ったら「この党に票入れたやつだけ増税しろ」だの「こんな党にいれるなんて恥ずかしい」だの、言われてしまうのが今の現状。
なんか矛盾してない……..?
とずっと私はもやもやしています。
選挙に行かない人の中には「行けなかった人」もいるんじゃない?
「選挙に行かない人はださい」「選挙に行かんやつは日本から出ていけ」など、選挙に行かない人に対するバッシングは年々増えている気がします。
そりゃ選挙に興味がなくて、めんどくさくて行かない人はださいです。選挙に興味がない私かっこいいという謎のイキりもださいです。
でも、選挙に行かない人の中には「行けなかった人」もいるんじゃないかなと私は思います。子育て中で家を離れることができない人、視覚障害や言語障害、片手麻痺や車いすの人など。
見えていないだけで、本当はずっと悩んでいる人がいるんじゃないかな。選挙へ投票しに行くことを「諦めている人」がいるかもしれない。
私たちは当たり前に「安心して選挙できる環境」にいるけど、その陰には「行けなかった人」もいるんじゃないかなと思うのです。でもこれって実際にその人に聞いてみないと、投票に行くまでの悩みってわからない。
だから私は今年、「岡山県の選挙サポーター」に挑戦してみます。サポーターになってデザインを新しくするだけでなく、選挙に「行けなかった人」に着目して、何かできることを探したい。
選挙サポーターになると、見えていなかった課題が見えるかもしれない。やらない、聞かないことには何も始まらない。
誰もが安心して投票に行ける環境を、18歳の私が見つけます。
行けなかった人を、行けるようになった人へ。
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