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高校生が「趣味」をお金にしてみた③
前回ではビジネスを初めてするにあたっての悩みを、どう行動して解決したかを書きました。
今回は事業を進めていくにあたって、直面した自分の技術への疑心に対する解消法を、自分なりに書いてみます。
自分の技術への疑心
お金を頂いている以上、自分の技術に責任を持つことは当然のこと。しかし、デザインには「答え」がない。それ故、自由であるが、あまりにも自由が広すぎるため、無意識に正解を求めてしまうようになる。
無意識に正解を求めるから、「自分のデザインは正しいのか」という自分への技術の疑念を持ち始めてしまう…
もやもやする中、私は「このような考えを持ちながらお金を頂くのは、かえってお客様に失礼だ」と感じ、すぐに技術への疑念を晴らす方法を考えました。
解消するためには何が必要?
この自分の技術の自信のなさは、どうしたら解決できるのか。
この時思い出したのは、自分のピアノの経験でした。
緊張するのは、自信が足りないから。
自信が足りないのは場数が足りないから。
場数という名の練習が、絶対最後に自分を支えてくれる。
私は小さい頃から、どんな発表会でも緊張しない子でした。
それは死ぬほど練習していたから。
緊張しないではないな。緊張しても指が勝手に動くから。その経験が活きて、今でもあまり緊張せずその場を楽しむ性格になっているのかもしれないです。
そのピアノの経験を思い出し、デザイン技術の疑心も場数が足りない…すなわちアウトプットが足りない、そう思ったのです。
よし、場数を自分から増やそう。
場数探しで思わぬ出会い
アウトプットの場は自ら探しに行かないと出会えない。そう思っていた私は、販売以外で誰のデザインを作ろうかと露頭に迷っていました。
そんな中、ある日ビックカメラの店に置かれていたキャラクターが目に留まりました。「岡山たんの名刺はカウンターまで」と書かれたボードのすぐ横には、きっと等身大なのだろう、岡山たんと書かれたかわいらしいキャラクターが1人立っていました。
ビッカメ娘46人の名刺デザインをしてみた
岡山たんってなんだ。
気になって調べてみたところ、このキャラクターはビックカメラの擬人化プロジェクトの一環で作成されたらしいです。
ビッカメ娘とはビックカメラ店舗の擬人化キャラクター。46店舗それぞれのキャラクターには、特産品や県の花がチャームポイントとして描かれています。
こんなにもキャラがいるんだ…感心しているうちに、頭の中に自然と岡山たんの名刺デザイン構成が浮かびました。
それまで、何事もなく通り過ぎていたのに。いつの間にか、自然と名刺デザインを作りたい…手が自然と動いていました。
ビッカメ娘の一人、岡山たんさんの名刺デザイン作ってみました!#ビッカメ娘#岡山たん#名刺デザイン pic.twitter.com/fg8WhnBj2d
— :D (@nipa111111) May 26, 2024
これが最初に作った初めてのビッカメ娘の名刺デザインでした。手の動くままに下書きをし、Canvaで再現。これには2時間かかりました。
キャラクターの絵は公式が配布しているイラストを使用し、後ろはうっすら桃太郎の子分たちを入れてみています。これが本当に最初の一歩でした。
ここからは、好奇心と探究心、もっとビッカメ娘を広めたい。その想いから約1ヵ月間、毎日3枚投稿を目標に作っていくと….
サイトに紹介されているビッカメ娘さんたち、総勢46人の名刺デザインをCanvaで作りました〜!!!
— :D (@nipa111111) June 22, 2024
メディア欄からいつでも見ることができます:)
いつも応援してくださった方、ありがとうございました:D#ビッカメ娘 #ビックカメラ #名刺デザイン#canva #自己紹介 pic.twitter.com/rCykV7Xes1
ついにビッカメ娘総勢46名の名刺を作ることができました!!!!!!
名刺デザインのために久しぶりに使っていないアカウントを立ち上げ、そこで名刺デザインを毎日投稿していました。
そんな中で、ビッカメ娘のファンの方々はとても優しく、たくさんの反応をいただけて、いつしか自分のデザインのモチベにしていました。
46枚デザインして得たモノ
①対象の特徴を瞬時に見つけることができる
②たくさんの構成を学ぶことができる
③即座に自分の引き出しからデザインを持ってくることができる
④46枚自分でデザインしたという自信を持つことができる
⑤自分の使っているツールにより慣れることができる
数を絞っても5つの得たものがあります。
キャラクター1人ひとりのことを考え調べながら作成したので、その方の特技や好きなもの、素敵な特徴など、+αで作成できる新しい視点を得ることができました。またスピードも格段にあがり、作業効率もよくなりました。
これらの得たものがなんと……
すぐに活きた経験
すぐに名刺販売を再開。
すると、ありがたいことに後輩から数々の依頼の声が……
自ら探した場数が、活きた瞬間でした。
とても好評だったので、この時はうれしさ溢れる思いでした。
名刺デザインに+その人の特徴や会話の種となるような「きっかけのデザイン」を加えることができるようになったので、より「ちょっとの遊び心」が活きるようになりました。
場数を積んだ後は、すぐに試す。これが大切です。
まとめ
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あなたに合う方法をあなたの活かし方で。
長くなってしまいましたね。
『高校生が「趣味」をお金にしてみた編』はこれにて一旦完結です。
また新しい発見をしたら、書いていこうと思います。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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