信長の野望に出てる斎藤朝信さんのビジュアルで一目惚れしたオタクの不思議な話

深夜に書いたものを読み返したら、深夜のラブレター感のあるテンションの文だった。
予めご了承ください。


「信長の野望」にそういうノリを求めていたつもりはなかった。
基本、そういうノリを求めているならそういう作品があるからそちらに行けばいい、と思うタイプのオタクではある。




とはいえ、私は昔から時々イケオジキャラについついときめいてしまう人間だ。
多分最初にときめいたイケオジキャラはあの古畑任三郎である。
ちょっとキツめのSっ気があるのもまた良かった。
だから、キャラクター性が好みなんだろうと思っていたのだ。

……が。

最近、若い頃の田村さんの画像を見た際。
「あれ……? こんな雰囲気の顔を頻繁に見てないか?」
と私は焦った。

あんまりまだそう言われてるのを見た事はないが、私はキスマイの宮田くんが意外に田村さんと同系統の顔立ちをしている様に思えてならない。

古畑が好きだった頃、顔の区別が付かないという悲しい理由で完全スルーだったジャニーズ沼。
そのジャニーズ沼に飛び込む原因となったオタクの宮田くんのオタクになったのも、ビジュアルどうこうよりはキャラクター性に惹かれたのだとばかり思っていた。

だが実際は、恐らくビジュアルからして好みだったんだね。
良かったね!!!
宮田くんも多分イケオジに進化するやん!!!
生きるってたのしー!!!


実は、ここまでの話はタイトルからそこまで大きく脱線した話でもない。

©コーエーテクモゲームス

長尾景虎(後の上杉謙信)で信長の野望・大志のプレイを始めてすぐの画面だ。
私は震えた。

「こ、好みのキャラが急に現れた……!?」

ちなみにその瞬間まで、コーエー作品のイケオジといえば三國無双の夏侯惇さんだった。
いや今でも超絶イケてると思います。
単にコーエーさんのキャラデザ傾向が好きなのかも知れません。

万年勉強不足なので、斎藤朝信(さいとうとものぶ)さんの事は正直全く存じ上げなかった。
要するに「ミリしら(1ミリも知らない)」だ。

越後出身でありながら、本当に申し訳無かった。

つか何かもう冷静に考えると、数秒前まで名前も知らなかった癖に、後世の人間の想像のゲームの想像のビジュアルデータで勝手にキャピキャピしてるなんて、お前は人間のクズだと本人に罵られても文句が言えない気がする。

でも本当に好みのイケオジ過ぎた。
私は昔から、理由は全く分からないのだが、二次元のイケオジだと大体甲斐甲斐しく主人に仕えてる系のキャラクターを好んでしまう傾向がある。

史実の斎藤さんは武勇にも優れながら内政でも力を発揮した方らしく、謎の執事感を伴って登場するのはそういったイメージからの様だ。




「こんな素敵な武将が越後に存在したなんて」
(※ちょっと違う)
「今でいうと、何処住みなんだろう?」

ゲームのビジュアルで興奮するだけでなく、実際の斎藤さんについてもネットでググるくらいはしなきゃいけないなと感じた。
変なところで真面目だった。
真面目にキュンしていたからに他ならない。

城の近くに住んでいたとしても戦でなかなか帰宅出来やしなかったろうと当たり前の事を思いつつ、私は斎藤さんの居城が「赤田城」なのを知る。
そして、赤田城の現在の地名を知って驚愕した。

新潟県刈羽郡刈羽村
ちょっと前に、「信長の野望」プレイのきっかけとなった先祖調べで、戸籍謄本を請求したばかりだった。

そう。
私の母方の先祖は、かつて現実の斎藤朝信さんが守っていた土地の出身だったのである。

早くに亡くなったと伝え聞く曽祖母の実家があった場所に至っては、赤田城があった場所のすぐ側ではないか。

まさか先祖から受け継がれしDNAが「斎藤朝信」の4文字に反応したとでもいうのか?
先祖代々斎藤さんファンか?




新潟県は、平成の大合併でかなり市町村数を減らした。
町や村の大半は近くの市に吸収されたみたいだが、途中で新潟から引っ越した私は未だに何がどうなったのか覚える事が出来ない。

ただ刈羽村は、包み込む様に存在する柏崎市と合併せず、まるでローマの中のバチカン市国状態の村として、今もなお存続している。
2022年9月末の人口は4348人(公式ウェブサイトより)。
この内の何人かは私の遠い親戚らしいんだもんなぁ、と改めて思う度にまあまあびっくりしていた。
ほとんど行った記憶が無いのだ。

しかしまさか、歴史シミュレーションゲームでときめいた武将とご先祖様にささやかな縁があるなんて思わなかった。
もし私が乙女ゲームの主人公なら、この後戦国時代にうっかりタイムスリップして、いい感じに都合良く斎藤さんの近くで生活する事になりそう。


ひょっとすると、私の無意識は、意識より優秀なのではなかろうか。
たまにこういう不思議な偶然があると、そんな風に考えてしまう。

刈羽村、いつか絶対にきちんと行かなければ。
行きたい場所が増える。
先祖調べの楽しいところでもあり、悩ましいところでもある。


頭のおめでたいオタクの不思議な話でした。

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