BlackMIDI(黒MIDI)をPiano From Aboveで再生する
標準状態だとBlackMIDIの再生には適していないPiano From Above(PFA)ですが、いくつかの手順を追うことである程度は(筆者の環境ではNPS<=50000程度)BlackMIDIを再生できるようになります。
OmniMIDIをインストールし、パッチを当てる(VirtualMIDISynthを使用しない)
VirtualMIDISynthとPFAはよくセットで使われますが、重いMIDIの場合はVirtualMIDISynthは不利になってしまいます。
設定項目が少なく、さらに日本語訳がついているという点では優秀なVirtualMIDISynthですが、BlackMIDIの再生は想定されていないので、BlackMIDIを再生する場合はOmniMIDIを利用するほうが賢明です。
上記のリンクから、最新のバージョンをダウンロードし、インストールします。
スタートメニューなどから管理者権限で起動したら、"Extensions"内の"Windows Multimedia Wrapper"をクリックし、2つあるボタンの中の上の"Standard peformance improvement patch (BM)"の"Patch an application"を押します。
するとファイル選択ダイアログが出てくるので、
C:\Users\(PFAをインストールしたユーザー名)\AppData\Local\Piano From Above
の中のPFA-1.1.0-x86_64.exe(バージョンによって多少異なります)を選択します。
その後ウインドウが消えてパッチに成功すると
Black MIDI patch installed! x64 (AMD64) (環境によって変化する可能性があります)
と出てくるので、OmniMIDIのウインドウを閉じます。
これでパッチの適用は完了です。
※一応Windowsアップデートが来るごとにパッチを適用することをお勧めします
【おまけ】ほかのものもパッチを当ててみる
PFA以外にもパッチを当てることができます。
例えばSynthesia、MAMPlayerなど。
※一部あまり効果のないものや、パッチを導入すると起動不可能になるもの(Singer Song Writer)がある可能性があります
【追記】Piano From Aboveのインストールについて
現在、インストーラー版は現存しておらず、公式サイトも消滅しています。
また、現在公式的にダウンロードできるものは実行ファイル本体で、その他のファイルは入っていません。
アーカイブに残っているインストーラー版のダウンロードURLはこちらです。
https://web.archive.org/web/20150221073625/http://pianofromabove.com/downloads/PFA-1.1.0-setup.exe
また、筆者がResource Hackerを使用して日本語翻訳したものもありますが、こちらはインストーラー版ではありません。インストール後にファイルを置き換えることを推奨します。
Piano From Aboveの標準インストール先:
(インストールしたドライブ):\users\(インストールしたユーザー名)\AppData\Local\Piano From Above\
https://ux.getuploader.com/katarow_uploader/download/73