タール7の思い出
何か特別なことが起きた時や、達成した時よりも何気ない日常の方がより鮮明に、思い返してみると幸せだったと感じる時がある。
大学生の時、私は様々な事に挑戦した。
初めてのバイト、初めてのサークル、初めての彼女。
思い出をあげるとするとキリがない。
しかし、そんな思い出達よりも、私が1番良い思い出だったと感じるのは、友と授業を抜け出して喫煙所でタバコを吸ってる光景だ。
タール7のセブンスター。
よく吸っていたものだ。
あの時の何気ない日常は、コロナ化で授業が完全オンライン化された事によって崩れ去ってしまったが、今でも脳裏に焼き付いている。
タバコの匂い、タバコを吸ってる時に見える景色。何故だか1番記憶に残っている良い思い出だ。
思い返してみると、何か目標を達成した時や特別なイベントなどよりも、何気ない日常の生活こそが本当に幸せだったりするのではないだろうか?
今、満員電車に揺られながら出社している私だが、数年後に、もしかしたら電車に乗りながら、noteを書いているこの光景こそが1番の思い出になってたりするのだろうか。
私たちは、何気なく過ごしている日常の一環が、当たり前すぎて何も意識していない。
しかし、何気ない毎日こそが真の幸せだと常に意識し、生活してみると、また違った景色が見えてきたりするのかもしれない。