カタリベタロウの物語 #170のうないへ〜#179オヤジギャグ
#170 のうないへ
僕はある日を境に慢性的にオナラの音が聴こえるようになってしまいました。
どんなに感動的なシーンでも、お葬式など静かにしてなきゃいけねい場面でも、ヒドイ時は数秒間隔でオナラの音が脳内に鳴り響きます。
だからどうしたというわけでもないのですが、一応、報告です。
今この瞬間もめちゃくちゃ鳴ってます。
ほら、アナタにもだんだん聞こえてきたはず……。
ほら、どんどんどんどん聞こえてくる……。
どんどんどんどん、どんどんどんどん鳴り響く……。
ぶちゃぁ。
あまさかの実も出たかもしれないっ屁です。
#171 かぞくしよーかい
箸の持ち方にぷっつん母さんがぼっかん激怒したら町中の橋がどっかん爆発しましたがこの町内にある橋といえばあの古びた丸太橋だけですのでノープロブレム!!!
と言ったらイングリッシュ嫌い父ちゃんがその言葉遣いにふあつくゆー。
とそんな感じの家族です。
#172 あるあさのこと
歩道を歩いているとヒットマン風なお兄さんに撃たれそうになったので機敏に”シュッ!”と避けたら車道に出てしまい”ボフッ”とトラックに轢かれてしまいましたがそのトラックはなんとん?よんとん!トントントントンワァシィントォン!!!といった具合にカステラで出来ていましたので空腹を満たせましたが血糖値が上がりすぎてしまい不快な感じになったのでシャーマン風おばあさんに「治せ!」と頼んだら「生意気なぁ!」と呪術をかけられ気付くと僕はよちよち歩きのペンフレンドに恋をしていました。
しかし僕はナヨナヨハートのシャイ露天商なのでなかなか気持ちが伝えられずにいましたら彼女からビンタされ肋骨を骨折したことを機に顔面に満遍なくタトゥー風ホクロを移植致しましてルンルン気分でいましたら財布拾いました。
中には国家機密が入っていました。
‘明日、首相が、大食いチャレンジするんだってさパフェの。’
だって。
あの某有名カフェのパフェを”んまぁ~”って。
なので遅刻しましたすんません。
#173 にぎにぎ
おにぎりが食べたかったのですが米も塩も何もなかったのでエアーでにぎにぎしてましたら「何やってるんですかぁ?」と話かけられまして「あ、おにぎりにぎにぎしてるんですよぉ」と言いましたら「あ、おにぎりって言う派なんですねぇ~アタシはおむすび派ですぅ~」というなんとも言えない返しが返ってきましたので私の心は彼女に”ぎゅっ”と握られてしまいました。
具材はもちろん”コイ”。
濃い鯉の恋味。
濃い鯉恋故小井来い乞い~濃い鯉恋故小井来い乞い~♪
オリコン初登場コイ。
さぁ諸君!今すぐレッツにぎにぎ!!!
#174 っしっし
死と向き合ってみた。
“しっし”とされた。
”しぃぃぃぃぃぃっっっっっっと!!!!!”。
私は使徒。
氏と子を愛す詩徒(自称)。
シトシトと振り始めた手刀。
“シュッシュッ、シュッシュッ”
修羅と化したミキちゃん。
可愛い……。
「アナタのためならアタシ死んでもいい!!!」
はっ、これが、死か。
僕の歯科医院に行く前の儀式です。
# 175 まいごのこがめ
気づくと僕は水槽の中の小亀になっていた。
「カァー!カァー!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
気づくと僕は水槽の外の小亀になっていた。
するとまもなく亀吉じいさんに拾われたので僕は亀吉の小亀になった。
そして図らずもまた水槽の中の子亀になったのである。
「これぞまさしく輪廻転生!!!」
亀吉じいさんがそう僕に水槽越しに鬼の形相で叫んでいたがそれはちょっと違うと思う。
がしかし口答えをするとまた水槽の外の子亀にされてしまいそうなので僕は黙って可愛い振りして頷いて魅せた。
すると、亀吉じいさんは満足そうにそっと亀代ばあさんをギュっと抱きしめた。
僕はうんちがしたくなった。
#176 アツイ島
そこに、とても暑い熱い島があります。
人呼んで”アツイ島”。
あつことあつおが住んでいます。
あつみとあつひこもいます。
あつしは居留守です。
指圧師はほぼほぼ留守です。
出張サービスなので。
そんなHot!な我が島アツイ島に、どうぞ皆さまいらっしゃいませぇ~メント~ル~♪
#177 ホコリタカキホコリ
私は誇り高き埃。
つまらぬところにゃ溜まらんぜ!
ということで今日も誰かの乳首に引っ付きます。
日本に住んでる人全員の乳首に引っ付くことが私の目標です。
皆様ぜひ、部屋では裸族でお過ごしください。
目が合いましたらどうぞ優しく微笑みかけてやってください。
ティッシュに包んでゴミ箱は勘弁してください。
その辺にそのままポイしてください。
「はぉ~い」
ぽいっ。
ウィーン!!!
“GAME OVER”
…Continue?
「No!!!」
糞ゲーでした。
#178 水たまりゴロドロ
水たまりでゴロゴロとドロドロになっている人がいましたので私も一緒になってやろうとしましたがそこでふと死んだ祖母の遺言を思い出しました。
“水たまりゴロドロ人間は大概が金持ちんだげども嫌な輩が多いがら近付がねぇ方がええど”
私は彼を救う為にその水たまりをコンクリートで固めました。
彼は埋もれ片目しか見えなくなりました。
しかしなんと彼の本体はその片目!
ビーム撃ってきました赤いヤツ。
だけど弱くてちょろちょろとしか出てなかったから手ですくって飲んでみたら血の味がして美味しかったよ!
麻婆豆腐屋さん始めました。
ちょっとだけ流行りました。
だけど隠し味がグロすぎるってなってめっさ叩かれて破産してもう人生イヤなって水たまりでゴロゴロとドロドロになりました。
救われました。
よかったね。
#179 オヤジギャグ
海の温度を下げるため、全世界の海岸におっさんたちが集められた。
そう、オヤジギャグで海水温度を下げる作戦だぁ!
さぁ世界中のおやじさん、準備はいいですかぁ~?!
何を言うかは自由です!
それでは一斉に、3、2、1、どうぞ。
「 」
氷河期始まっちゃいました。