カタリベタロウの物語 #371ひさびさのべんい〜381ストレンジバースデー
#371 ひさびさのべんい
久しぶりのうんちが出そうな感覚に緊張した僕は、その場に立ち尽くしてしまった。
もし肛門が閉じていたらどうしよう。。。もし肛門がうんちの出し方を忘れていたら。。。
どんなに踏ん張っても出なかったとしたら。。。出ないと分かったうんちはどうするだろうか。。。
その踏ん張りの勢いを利用して上へ上へと上昇して口から出てきてしまうのではないだろうか。。。
あぁ、うんちの美味しさに気付いてしまったらどうしてくれるんだ。。。
そしたらずっと人目を避けながらうんちを食さなければならないじゃないか。。。
そんなの嫌だ。。。そんなの地獄だ。。。
そんな糞ったれだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~あ。
漏らしちゃった。
そっからずっとオムツです。
#372 フタガブタブタガフタ
便器のブタを上げようとすると……ん?便器のフタがブタになってるぅー!?
しかもこんがりと焼き上がってる……どうしよう、食べちゃおうかしら……食べたらすぐ出せるし……なにせここはWCだから……だけど最近私、ダイエットしてるじゃない?だからちょっと迷うわねぇ……それに絶対細菌まみれで笑止……。
もう!迷ってたって始まらないじゃない!
勇気を出せ!私!
よし!もう決めた!
私、立ちしょんべんする!
便座を上げてブタのフタ隠しながら私、立ちしょんべんする!
もう決めたの……止めたって、無駄よ……。
じゃあ、ジャァ~~~~~……………………。
…………。
……素直に豚を食べとけばよかったわ……。
「よし!酢豚にするわ!」
「あゴメン遅かったからもう北京ダック頼んじゃった」
「モォ~~~」
#373 ゼンジンルイオレ
「全人類オレだったらなぁ~」
「あ、なんか実際一人らしいよ」
「え?」
「あ俺こないだタイムカード押し忘れてスリップノット聴いてたらタイムスリップしちゃったじゃん?そん時見たにょ、今より科学技術の発達した過去の世界では争いが絶えなくて”もういっそのこと最強の善人一人のクローンでこの世を満たしちゃおう!”ってなって実行したんよ。でも結局こうなったにょ」
「俺なら絶対大丈夫なんだけどなぁ~」
「確かに、お前空気みたいだもんな」
「え、うざっ、しねばいいのに」
「え?」
「オレ以外みんなシネェーーー!!!!!」
「まぁまぁオレオ飲んで落ち着けよレオ」
「ありがとう、メッツ」
「よし、いい天気だし野球やろーぜ!」
「OK!バドミントンのラケットとゴルフボール持ってくるね!」
「カニ味噌も忘れんなヨォ!」
「イェア!!!」
一人じゃやっぱりつまらないよねっ。
#374 黄昏ラブ
ある日僕が黄昏ていると、隣の屋根の縁で雀の集団も黄昏ていました。
「真似して欲しくないなぁ~」と思った僕は、指でっぽうでぱきゅんぱきゅん!
きゅん。
そんな様子を見ていた雀顔の女の子に惚れられ麻雀に誘われましたが断ると彼女はみるみるうちに雀鬼と化し雀たちをムシャムシャばりばりと喰らい始めるはずもなくただただ涙ちょろりし出したので抱きしめてあげました。
きゅん。
僕も好きになっちぃました。
#375 べあ
僕はクマを飼っています。
でっけぇでっけぇクマを飼い慣らしています。
と、思い込んでいただけでした。
飼われているのは僕の方でした。
くんらいくんろい目の下のクマを育む為だけに僕は生まれて来たのでした。
なんて悲しいいんだ!
あっかんべーだ!
あっかんべーだ!あっかんべーだ!あっかんべーだ!あっかんべーだ!
おや?クマがどっかイっちゃったぞ。。。
こうして誕生したのが目の下のクマに効きまくる”あっかんべあたいそう”です。
詳しくはアベまでお問い合わせください。
#376 ウィ~あ~カンナ
カンナちゃんのアンドロイド”カンナビノイド”には中毒性がありますがとってもよく効きます何かしらに。
顔は橋本煮です。
口癖は”ウィ~~~”。
どっ!
会場は毎度大盛り上がりイェイ!!!
#377 慢性的疲労によるもの
神を信じるものと信じぬものを真っ二つに分け危険んなことぢてどちらがダメージ少ないか検証しようとしてしまっていますので誰かどうかこのどうかしてしまった私を止めてくださいませまんせい!!!
#378 あごめん
「僕たち人間は自ら様々な実験を行う便利なマウスに過ぎないのかもね……」
「そうだよ!イマ闇原で屍パンケーキが流行ってんのもそーゆーことなんよ!」
「えどゆこと?」
「ヒューマンミート美味ー!!!」
「よくわかんないけどとりあえずフォー!!!」
「簡単に流されんなよ気持ち悪い」
「あごめん...」
「顎Men…???」
#379 スカイママ
「どうもこんにちは、森 緑です」
「森が緑だって誰が決めたぁー!!!」
「スカイママが言ってたもん!!!」
「いやいやスカイママはこう言ったんだよ。“スイカはそのまま食べるより塩振って除霊してからの方が美味しいよ”ってね!!!」
「いやてかスカイママって誰やねん!!!」
「俺らのオカンやんけ!!!」
「俺らのオカンは空美やんけ!!!あっ」
「オカンの好きな色は?」
「緑」
「趣味は?」
「森林浴」
「な?」
「そういうことかぁいやいやいやいやいや!!!何もうまいこといってへん!!!」
「そうだよ」
「こ~わ」
#380 ちょーちんアンコーズ
「どぉ~もぉ~ちょーちんアンコーズデェーす」
「僕はドウモウではないでぇ~す」
「いや誰も獰猛って言ってねーわ!」
「は!もしやあなたはドーモ君!?」
「どぉ~もぉ~どーもどーも言っておりますドーモ君どぅえ~す」
「いや違うだろ!」
「おいおいせめてノリツッコミさせろや!」
「はいはい今日はそーゆーモードなんですねぇ」
「そうです、私は今、東京モード学園中退の実力を遺憾なく発揮させている所存にござりまする」
「え、きも」
「パリぃ~ん!!!ガラスのハートが壊れた」
「いやまじでその例えきもい」
「だぁれが提灯鮟鱇ゼロ距離で見た時くらいのキモさやねん!!!」
「お後がよろしいようで」
「いやよろしくねぇわ!!!
「今僕は余りの出来の悪さに肝を冷やしています」
「肝汁呑む~?」
「いただこうかねぇ~いつもありがとなぁ、見知らぬばぁさんやぁ」
「見知らぬばぁさんから肝汁だけはもらってはならぬって教わんなかったかぁ!!!
「す、吸いません!!!」
「失・格!!!」
「いやぁーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
「アンコール!!!アンコール!!!アンコール!!!アンコール!!!」
「いやぁーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!……は、なんだ夢か」
「いや夢じゃねぇわ!!!鼻提灯かっぽじってよぉーく辺りを見回してみろ……」
「……え?ま、まさかここはぁ!?!?!?」
「そう、まさにここは押し迫る巨大な雲の隙間から確かに力強く照らす太陽の光を受けた。。。」
「受けたぁ!?!?!?」
「。。。思いつかないゴメン懺悔として五年間髪伸ばすわ」
「じゃあ俺六年」
「ナゼ!?!?!?」
#381 ストレンジバースデー
「久しぶり」
「おう」
「どうしてた?」
「うーんしばたくみちゃんと音楽したりかなぁ~」
「なんか罪犯したってきーたけど」
「絶対地獄に行きたかったから罪を犯したんだよぉ!」
「それは、あるよね。で、どんな罪お貸したん?」
「昔々あるところに冷蔵庫にあった抹茶モナカアイスを食べちゃっただけなのにゲキギレしたベテラン俳優がいました」
「おい!」
「名前書いてませんでしたぁ」
「このやろう!」
「おい!そうやって今までたくさんの人を不幸にしてきたんだろう!このやろう!」
「そうです。ごめんなさい」
「いいですよ。今後たくさんの人を幸せにしてくださいね」
「はぉい!」
「ってことで誕生日おめでとう」
「ありがとね」
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