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スタッフコラム

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カタリバは首都圏だけでなく、岩手県や島根県にも拠点を構え、そしてオンラインという形でも多くのスタッフが子ども支援に携わっています。最前線で子どもたちと接しているスタッフは、日々何…
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2024年10月の記事一覧

「友だちグループと好きなものが違う」高3女子が悩みを打ち明けてくれたときの話

私が所属するb-lab(ビーラボ)は、東京・文京区にあるユースセンター(中高生のための施設)です。少し前、私は高校3年生の女の子からある悩みを相談されました。それは私自身も高校時代に抱えていた葛藤であり、「自分がb-labに来た意味」と感じていることでもありました。その出来事についてお話しします。 ―――――――――――――――― ワカナさん(仮名)はb-lab常連の高校3年生。私とは好きなお笑いが同じで、顔を合わせるとお笑いの話でよく盛り上がっていました。 そのワカナさ

マルシェへ出店で劇的ビフォーアフター!? 変化を遂げた5人の高校生たちの話

私は現在、大学に通うかたわら、「子どもの居場所」のスタッフとしてさまざまな事情を抱える子どもたちのサポートをしています。 今回は、地域のマルシェに出店した高校生5人の変化・成長と、それを通して確信した「地域」と関わることの素晴らしさについてお話ししたいと思います。 ―――――――――――――――― きっかけは、私たちスタッフが高校生のグループ5人に「広場で開催されるマルシェに皆で参加してみない?」と声をかけたことでした。 高校生の1人はすぐに「やりたい!」と手を挙げてくれ